[東京 22日 ロイター] - ドル/円 JPY= ユーロ/ドル EUR= ユーロ/円 EURJPY= 午後3時現在 123.65/67 1.0932/36 135.18/22 午前9時現在 123.86/88 1.0935/39 135.45/49 NY午後5時 123.90/92 1.0937/39 135.45/49
午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点に比べ若干ドル安/円高の1 23円後半。国内外で株安となる中、海外勢の間では夏季休暇を控えたポジション調整の 動きが出始め、最近の株買い、ドル買い、ユーロ売りなどの巻き戻しが出やすい環境とな っている。
豪準備銀行のスティーブンス総裁は22日、依然として一段の利下げが選択肢にある と述べ、豪ドルについては期待通りに下落し豪経済に歓迎すべき効果をもたらしていると 述べた。同発言を受けて豪ドルは高値0.7436米ドルから一時0.7366米ドルま で下落し、ドル/円が連れ安となる場面も見られた。
<居心地が良い123円台>
市場では122円台にはドル買いオーダーが相当の規模で並んでいるとされる一方で 、125円台を試すようなモメンタムは盛り上がらず、結局は「123円台が最も居心地 がいい『夏枯れ相場』」(FX会社)だという。
米国の利上げ時期について「9月説が強まっているが、米小売りなどをはじめ、実体 経済が(利上げ予想に)追いついていっていない印象もあり、前のめりになれない」とF XプライムbyGMO、常務取締役の上田眞理人氏は述べ、ドル買いのモメンタムが高ま らない背景だとした。 ただ「ポンド以外の通貨は豪ドルなどを筆頭に総じて弱く、ドル高の地合いをサポー トしている」(同)という。
<金現物安>
市場の関心を集める金価格は5年超ぶりの安値圏での取引。 金現物 XAU= は1オンス=1094ドル付近で2010年3月以来5年4カ月ぶりの 安値圏にあり、依然反発の手掛かりをつかめない。 金現物は20日の取引で大幅安となり一時1088.05ドルを付けた。取引が薄い アジアの午前にファンド勢から大量の売りが市場に流れ込み、ストップロスを巻き込んで 下げが加速した。背後にファンダメンタルズ要因は見当たらず、テクニカルな売りが中心 だったという。
(為替マーケットチーム)