[ワシントン 26日 ロイター] - 米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は26日、最近の銀行セクターへのストレスにより今後見込まれる信用収縮が米経済を景気後退(リセッション)に近づけるとの見方を示した。
同総裁はCBSの番組で「われわれにとって不明なのは、どの程度の銀行ストレスが広範な信用収縮につながるかということだ。信用収縮は経済を減速させる。われわれは状況を注視している」と語った。
「今のところ銀行セクターへのストレスは2週間ほどしか経っていない。気になる兆候はいくつかあり、明るい兆候は、預金流出が減速しているようにみえることだ。中小銀行や地方銀行の間で信頼が回復しつつある」と説明した。
「同時に、資本市場は過去2週間、ほぼ閉鎖されている。もし借り手と貸し手が今後も慎重になり資本市場の閉鎖が続けば、経済にもっと大きな影響を与える。そのため、次回連邦公開市場委員会(FOMC)について予測することは時期尚早だ」と述べた。