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ビジネス・ブレーク・スルー---今期のけん引役はインターナショナルスクール事業

発行済 2015-09-03 14:44
更新済 2015-09-03 15:00
ビジネス・ブレーク・スルー---今期のけん引役はインターナショナルスクール事業
ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』8月10日放送において、ビジネス・ブレーク・スルーを取り上げている主な内容は以下の通り ■事業概要 ビジネス・ブレーク・スルーは経営コンサルタントで現代表取締役社長の大前研一(おおまえけんいち) 氏が、「世界で活躍するグローバルリーダーの育成」を目的として、1998 年4 月に設立した教育サービス会社である主に社会人を対象として、BBT 大学/大学院やオープンカレッジなど遠隔型のマネジメント教育サービスを中心に事業展開しており、教育のコンテンツはすべて自社で企画・制作していることが特長となっている また、2013 年10 月に幼・小・中・高の一貫校である「アオバジャパン・インターナショナルスクール」を運営するアオバや、14 年11 月には現代幼児基礎教育開発をそれぞれ子会社化するなど、教育サービスの領域を1 歳の幼児から社会人にまで一気に広げ、「生涯教育プラットフォーム」の構築を進めている ■セグメント 事業セグメントは、マネジメント教育サービス事業、経営コンテンツメディアサービス事業、インターナショナルスクール事業と、その他(書籍の印税収入、賃貸収益、新規事業等) に区分している2015 年3 月期の売上構成比を見ると、マネジメント教育サービスが69.0% を占め、次いでインターナショナルスクールが23.0%、経営コンテンツメディアサービスが7.1% となっている一方、営業利益の構成比としてはマネジメント教育サービスが86.7%、経営コンテンツメディアサービスが42.0%、インターナショナルスクールが15.4%、その他が▲ 21.0% となっている 主力サービスは、BBT 大学/大学院、オープンカレッジと法人向け人材教育・研修サービスであるまた、インターネット等を活用する遠隔教育ではなく、実際に教室で講師と対面する集合型の教育サービスとして向研会(経営者向け勉強会) や企業研修、インターナショナルスクール、インターナショナル・プリスクール(保育園) などがあり、さらに遠隔と集合を組み合わせたブレンド型教育サービスとしてアタッカーズ・ビジネススクールとリーダーシップ・アクションプログラムがあるその他は全て遠隔型の教育サービスである 遠隔教育サービスの事業の流れを簡単に説明すると、まず、コンテンツの制作に関しては、時代のニーズに合致したテーマをコンテンツ会議で決定し、そのテーマに最適な講師を選んで自社の制作スタジオで年間約1,000 時間の新規コンテンツの開発を行っている講師陣は、大前研一氏を始めとした著名経営コンサルタントや大学の教授、企業経営者などに依頼している 現在、同社のコンテンツライブリーは約10,000 時間のコンテンツを蓄積しており、インターネットや衛星放送、あるいはDVD 等で受講者に配信されている講義内容の質問やそれに対する回答、あるいは受講生同士のディスカッション、試験やサポートなどはすべて同社が開発した遠隔教育プラットフォーム「AirCampus」を介して行われる ■遠隔型教育サービスの特徴 まず、第1 の強みとしては約10,000 時間と国内最大級のコンテンツ量を蓄積しており、ビジネススクールの教育サービスとしては、コンテンツの内容も含めて群を抜いているという点が挙げられるなお、コンテンツの制作コストに関しても、本社内に自社スタジオを2 つ有することにより、低コスト化を実現している 第2 の強みとしては、自社開発した遠隔教育システム「AirCampus」にある同システムは、映像による講義を視聴したかどうかを認証する視聴認証システム(日米でビジネスモデル特許取得)、理解度を確認するテスト、修了レポート等の提出、成績管理を含めた履修状況を管理する履修管理システム、さらにはクライアントベースで実装されるディスカッション機能、掲示板機能等、E ラーニングに必要な機能を網羅的に有しているまた、使用デバイスもPC だけでなく、スマートフォンやタブレット端末にも対応し、いつでもどこにいても受講できる事が特長である 第3 の強みとしては、過去の実績によって蓄積された教務ノウハウにある同社は2001年にオーストラリアのボンド大学と提携し、共同プログラムを運営するなど、既にMBA プログラムでは15 年以上のノウハウを蓄積している「Bond-BBT MBA」「BBT 大学大学院」の卒業生は1,500 人超、在校生は約800 名と、国内では最大級の規模であり、遠隔型のビジネススクールとしては他の追随を許さない2014 年にはBBT 大学が、第11 回日本e-Learning 大賞の厚生労働大臣賞を受賞する等、オンライン型の教育サービス企業として高い評価を受けている また、起業家を養成する「アタッカーズ・ビジネススクール」の修了生には、後に株式上場を果たすミクシィやケンコーコム、アイスタイルなどの創業者を輩出しているほか、スタートアップ起業家支援プロジェクト「背中をポンと押すファンド(SPOF)」を通じて、ニュービジネスにチャレンジする起業家に対して、資金的に後押しすることも行っている(BBT 修了生が対象、1 件当たり最高200 万円、出資比率20% 未満)2015 年3 月期においてもSPOF を通じて、5 社のベンチャー企業に出資を行っている ■2016 年3 月期の業績見通しに関して 2016 年3 月期の連結業績は、売上高が前期比19.5% 増の4,496 百万円、営業利益が同18.0% 増の321 百万円、経常利益が同10.3% 増の311 百万円と2 ケタ増収増益を計画している当期純利益は、前期に繰延税金資産の計上を行った反動で同5.1% 減の205 百万円となるが、業績は引き続き好調に推移する見通しだけん引役となるのはインターナショナルスクール事業で、アオバの生徒数増加に伴い一段の収益拡大が見込まれるほか、「JCQ バイリンガル幼児園」の業績に関しても、子会社化後の最初の年度となる今期は、通期での寄与が見込まれる なお、31日に発表した2016年3月期第1四半期決算は、売上高が前年同期比23.5%増の11.13億円、営業利益が同73.1%増の1.62億円、経常利益が同63.0%増の1.61億円、四半期純利益が同185.8%増の1.16億円だった 営業利益は既に上期計画1.25億円を超過ビジネス・ブレークスルー大学は、認知度向上に伴い在学生数及び受講科目数が増加した法人向け教育サービスも、大型案件を想定より前倒しで継続受注するなど堅調に推移したまた、インターナショナルスクール事業の損益改善も利益増に寄与した ラジオNIKKEI マーケットプレス 『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30~14:45放送

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