【ブラジル】ボベスパ指数 59961.76 +0.32％18日のブラジル株式市場は小反発。
主要指標のボベスパ指数は前日比191.29ポイント高(+0.32％)の59961.76で取引を終えた。
60193.29まで上昇した後、一時59327.34まで下落した。
原油価格の上昇が資源セクターの物色手がかりとなった。
また、通貨レアルが米ドルに対して上昇したことも支援材料。
ブラジル中央銀行が通貨スワップを通じて米ドル売り・レアル買いを実施したことがレアルをサポートした。
一方、指数の上値は重い。
足元の弱い経済指標や景気回復の遅れ観測が指数の上値を押さえた。
【ロシア】MICEX指数 2038.29 -0.22％
18日のロシア株式市場は小反落。
主要指標のMICEX指数は前日比4.47ポイント安(-0.22％)の2038.29で取引を終了した。
2048.19か2036.29まで下落した。
原油価格の先行き不透明感が高まっていることが足かせとなった。
11月30日の石油輸出国機構（OPEC）総会では、減産合意が達成されにくいとのネガティブな見方が出ていることが原油価格の先行き不透明感を強めた。
この日の原油価格の上昇について、最近の下落を受けた反動から買い戻しが優勢だとみられている。
また、10月の国内総生産（GDP、速報）が前年同月比で-0.5％になったとの報告も足かせになった。
政府は通年の成長率が0.6％になると予測している。
【インド】SENSEX指数 26150.24 -0.30％
18日のインドSENSEX指数は続落。
前日比77.38ポイント安(-0.30％)の26150.24、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同5.85ポイント安(-0.07％)の8074.10で取引を終えた。
前日の終値近辺でももみ合った。
早期の米利上げ観測を受け、インドなど新興国から資金流出懸念が強まった。
また、原油価格の下落も資源セクターの売り圧力を高めた。
【中国本土】上海総合指数 3192.86 -0.49％
18日の上海総合指数は値下がり。
主要指標の上海総合指数は、前日比15.60ポイント安（-0.49％）の3192.86ポイントと反落した。
市場活性化の期待が後退する。
期待されていた深セン・香港間の相互取引に関し、市場で噂されていた来週21日よりも後ずれするとの観測がネガティブ材料視された。
報道によれば、準備の上で問題はないが、中国側の最終的なゴーサインがまだ出ないという。
人民元安の進行も警戒。
中国人民銀行（中央銀行）は朝方、人民元レートの対米ドル基準値を11日連続で元安方向に設定した。
上海外国為替市場では、元安の動きに拍車がかかり、約8年半ぶりの安値水準で推移している。
元安は中国の輸出産業にとって追い風となるものの、資本流出の懸念などマイナス材料も多い。