[13日 ロイター] - 米労働省が13日に発表した9月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)が予想を上回り、インフレ圧力の高まりを示したことを受け、米金利先物市場では、連邦準備理事会(FRB)が11月1─2日の連邦公開市場委員会(FOMC)で1.00%ポイントの利上げを決定する確率が10%程度となった。
CPI発表前は11月のFOMCで4回連続の0.75%ポイントの利上げを決定する確率がほぼ100%だった。市場では、FRBが政策金利を現行の3─3.25%から年末までに4.5─4.75%に、来年3月までに4.75─5%に引き上げるとの見方が織り込まれている。
FRBは9月のFOMCで政策金利が23年に4.50─4.75%でピークに達するとの見方を示していた。
金利先物市場では、政策金利が5%を超える確率が約35%となっている。
一方、CMEグループの金利先物取引によると、23年末にかけて0.3%ポイントの利下げが予想されている。