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米国株見通し:自律反発か、英国のEU残留観測を好感

発行済 2016-06-17 19:49
更新済 2016-06-17 20:00
米国株見通し:自律反発か、英国のEU残留観測を好感
『米株式市場』 16日のNY市場は上昇。
日銀による政策金利の据え置きや、英国の欧州連合(EU)離脱への根強い懸念から売りが先行。
原油相場の下落も重しとなった。
しかし、6月NAHB住宅市場指数が予想を上振れたことが好感されたほか、連日の下落に対する自律反発の流れもみられ、引けにかけて上昇に転じる展開。
ダウ平均は92.93ドル高の17733.10、ナスダックは9.98ポイント高の4844.92。
グローベックスの米株先物は小動きに推移しており、NYダウでは9ドル安程度で推移している。
欧州は全般買い先行で始まっており、ユーロストック、独DAXなど全般1%を超える上昇で推移している。
英国のEU離脱問題への警戒は根強いが、一方で日米欧の主要中央銀行が金融市場への緊急のドル資金供給の検討を始めたとの報道。
EU残留支持の女性議員が銃撃され死亡したと報じられるなか、残留支持に一気に傾くのではないか、との声も聞かれる。
リスク回避の流れが和らぐ可能性もあり、自律反発が意識されそうだ。
その他、経済指標では住宅着工件数(5月)、住宅建設許可件数(5月)が予定されている。

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