23日のニューヨーク外為市場でドル・円は109円61銭から109円27銭まで下落し、109円47銭で引けた。
新型肺炎の感染拡大が報告されており、世界経済の新たなリスクと警戒されたことで円買いが加速。
ただ、世界保健機構(WHO)が緊急事態宣言には「時期尚早」との判断を下したことから、円買いは一段落した。
ユーロ・ドルは、1.1109ドルまで上昇後、1.1036ドルまで下落して1.1056ドルで引けた。
欧州中央銀行(ECB)は政策金利を据え置き、ラガルドECB総裁haインフレの緩やかな上昇に言及したため一時ユーロ買いが優勢となったが、長期にわたる大規模緩和の必要性を再表明したため、ユーロ売りが強まった。
ユーロ・円は、121円74銭まで上昇後、120円64銭まで下落。
ポンド・ドルは、1.3137ドルから1.3097ドルまで下落した。
ドル・スイスは、0.9669フランから0.9704フランまで上昇。
スイス中央銀行のメクラー理事が、マイナス金利政策や、介入を再公約したためフラン売りが強まった。