[22日 ロイター] - 米カリフォルニア州行政法局(OAL)は、工場内での人種差別があったとして同州の人権保護当局が電気自動車(EV)大手テスラを提訴している問題で、全面的な調査を行わずに企業への提訴を急いだと反発していたテスラ側の異議申し立てを審査しないことを決めた。
ロイターが入手したOALの書簡は8月8日付だが、人権保護当局が受け取ったのは先週だった。
OALは申し立て却下の理由を示さず、テスラに法廷で主張するよう求めた。
2月に訴訟を提起した人権保護当局はテスラの旗艦工場である同州フリーモント工場について、人種隔離された職場であり、黒人従業員は嫌がらせを受け、職務や懲戒、給与の面で差別されていたと主張している。
これまでに訴えを否認しているテスラからは、今のところコメントを得られていない。
人権保護当局からもコメントを得られていない。