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東京外為市場・15時=ドル90円後半で1カ月ぶり高値から反落、ユーロは上値重い

発行済 2010-02-18 15:48

       ドル/円   ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 90.89/90  1.3574/77  123.37/42

正午現在   90.93/98  1.3567/68  123.32/43

午前9時現在 91.07/08  1.3606/10  123.91/01

NY17時現在 91.24/26  1.3599/05  124.15/20

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 [東京 18日 ロイター]午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点か

ら小幅安の90円後半。午前の取引では本邦輸出企業など実需勢の売り主導で、海外市場

でつけた1カ月ぶり高値から反落した。金融政策の据え置きを決めた日銀政策決定会合を

挟んだ午後の取引では、ドル/円が動意薄となる一方、ユーロ/ドル、ユーロ/円の上値

の重さが意識された。

 

 朝方の取引では、ドルが輸出企業などの売りに押され一時91円を割り込んだ。その後

91円前半に反発したが、日銀政策決定会合の結果を経て、午後に入り再びジリ安となっ

た。

 市場では「(決定会合の結果は)ノーサプライズだが、追加緩和策を期待していた一部

の海外勢にとっては失望感もあり、若干の円買い材料」(外銀)との声も聞かれる。

 日銀は17・18日開催の金融政策決定会合で、政策金利である無担保コール翌日物金

利の誘導目標を0.1%前後に据え置くことを全員一致で決定した。

 日銀は声明で、景気の現状について「国内民間需要の自律的回復力はなお弱いものの、

内外における各種対策の効果などから持ち直している」との判断を維持。金融環境につい

ても「厳しさを残しつつも、改善の動きが続いている」との見方を据え置いた。

 

 「 日本では景気見通しがアップグレードされる一方で、インフレターゲット論も話題

になるなど、超金融緩和状態からの出口へ向かう議論が本格化していない」とバークレイ

ズ銀行・FXストラテジスト逆井雄紀氏は指摘する。他方、1月の連邦公開市場委員会

(FOMC)の議事録では、複数の当局者が比較的早い段階でのモーゲージ担保証券(M

BS)の売却開始を望んでいることが明らかになった。

 「このため、年後半にかけては一段と日米の金融政策ギャップの拡大が意識され、ドル

/円のサポート要因になる可能性がある」と逆井氏は言う。

 

 <ユーロ>

 

  ユーロは高値1.3613ドル付近からジリ安の展開で一時1.3557ドルまで軟

化し、12日につけた9カ月ぶり安値に迫った。

 市場では、短期筋が欧州時間に1.35ドルちょうどにあるオプションを付けに動くか

が注目されている。1.35ドルオプションは規模が大きいと見られている。

 「短期筋は1.35ドルのオプションを目指す動きをするかもしれない。ユーロがこの

水準を割り込めば、ストップ(損失確定売り)が巻き込まれ、ユーロは下げ足を速めるだ

ろう。ただ、最近の傾向からみて、売り一巡後は大きくリバウンドする可能性もあり、利

益を上げるのは難しそうだ」(信託銀行)という。

 前日ユーロの安値では、アジア系の公的機関や機関投資家らから新規の買いが観測され

たこともあり、市場はユーロの突然の切り返しを警戒している。このところのユーロ安の

急先鋒は短期筋のポジションの巻き戻しや、新規の仕掛け売り、モデル系ファンドの売り

とみられ、彼らの動向に関心が集まっている。

 

 <ユーロ/円>

 

 ユーロは高値124.11円から一時123.31円まで下落した。市場ではユーロ/

円をはじめ他のクロス円相場にも売り圧力が残留しているとの見方がある。

 「ユーロ/ドルの下落局面でユーロ/円の投げ売りもかなり出ている。今回の下落は

134円台から120円台までつるべ落とし的なもので、反発すれば必ず戻り売りが出て

くる。ユーロ・ロングでつかまっている投資家やファンド勢がかなり多いのだろう」(投

資顧問マネージャー)と言う。

 ユーロ/円は2月5日に120.70円まで下落し、約1年ぶりの安値を更新した。

 さらに、「ロングで損失が出ている参加者が多いのはユーロ/円に限らず、豪ドル/円

など他のクロス円も同じ状況だ」(同)という。

  

 <IMFの金売却計画と豪ドル相場>

 

 国際通貨基金(IMF)は日本時間18日早朝、融資原資の確保を目的に昨年開始した

総額403.3トンの金売却計画について、残り191.3トンを段階的に市場で売却し

始める方針を明らかにした。金は通貨の代替商品との見方からドルと逆の値動きをするこ

とが多く、市場ではIMFの金売却で金現物が下落すれば、ドルの買い手掛かりになる可

能性があるとの声が出ている。

 早朝の取引では、IMFの発表を受けて金現物が急落。商品通貨の代表格である

豪ドルが対米ドルで0.89ドル後半から半ばへ下落した。

 

 (ロイター 森佳子記者)

(yoshiko.mori@thomsonreuters.com;03-6441-1877;ロイターメッ

セージング:yoshiko.mori.reuters.com@reuters.net)

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