ドル/円
午前9時現在 82.22/24 1.3571/76 111.60/64
NY17時現在 82.17/22 1.3583/90 111.49/54
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[東京 7日 ロイター] 午前9時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点と
ほぼ変わらずの82円前半。米雇用統計発表後のドル乱高下を通過したこの日は、日中は
手掛かり材料難だが、米長期金利の上昇を受けドルの下値はサポートされると見込まれて
いる。
また、日本時間夕刻に、トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁の講演を控えており、利
上げが遠のいたと見られているユーロ圏の経済金融情勢について、総裁がどのような発言
をするか注目されている。
4日の海外市場では、1月の米雇用統計の発表を受けドルが乱高下した。大雪の影響な
どで、非農業部門雇用者数が3万6000人増と市場予想の14万5000人増を大きく
下回ったことで、ドルはいったん81.10円まで急落したが、同時に発表された失業率
が前月の9.4%から9.0%に低下し、2009年4月以来の低水準となったため、
82.47円まで急反発した。
米長期金利の指標となる10年物国債利回り
のニューヨーク終盤と変わらずだが、同利回りは9カ月ぶりの高水準となっている。
「きょうはニューヨーク市場の高値82.47円を上抜け出来るかが焦点となるだろう。
ただ、ドルは買われ過ぎとの見方もある。また、ユーロが1.35ドルを下抜けすれば、
これまでの上昇トレンドが途切れる可能性もある」(外為アナリスト)という。
(ロイターニュース 森佳子)