米中貿易摩擦に端を発する経済減速が世界に連鎖し始めた。国際通貨基金(IMF)によると、2019年の世界経済の成長率は3.5%と、18年の3.7%から0.2ポイント下振れする見通しで、中国や米国、ユーロ圏も軒並み鈍る。18年初めごろまで世界経済の「同時回復」を支えた貿易が、保護主義の台頭で縮小し、今度は成長のブレーキとしてのしかかっている。
米中貿易摩擦に端を発する経済減速が世界に連鎖し始めた。国際通貨基金(IMF)によると、2019年の世界経済の成長率は3.5%と、18年の3.7%から0.2ポイント下振れする見通しで、中国や米国、ユーロ圏も軒並み鈍る。18年初めごろまで世界経済の「同時回復」を支えた貿易が、保護主義の台頭で縮小し、今度は成長のブレーキとしてのしかかっている。