[パリ 30日 ロイター] - フランス国立統計経済研究所(INSEE)が発表した5月の消費支出は前月比36.6%増で、新型コロナウイルス感染防止のロックダウン(都市封鎖)が段階的に解除される中、3月、4月の記録的な落ち込みから回復した。
ロイターがまとめたエコノミストの平均予想は30%増加。ただ特殊な状況ということで予想レンジは6─42.5%増と幅広かった。
仏政府は3月中旬に厳しいロックダウンを導入。これを受け、消費支出は3月に16%減、4月は19.1%減少していた。
ロックダウンが5月11日から緩和され始めたことが、消費支出の回復につながった。ただ、それでもロックダウン前の2月の水準を7.2%下回っている。