[東京 28日 ロイター] - エーザイの内藤晴夫最高経営責任者(CEO)は28日午後の説明会で、米製薬大手バイオジェンと共同開発しているアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」について、日米欧でそれぞれ「23年中のフル承認を目指す」と語った。
内藤CEOは「(自社の)財務的に大きく貢献する商品になるのはもちろんだが、社会的インパクトも非常に大きなものがある。エーザイは『レカネマブ』を契機に大きく変わる」と述べた。
エーザイは同日早朝、「レカネマブ」が早期アルツハイマー病患者を対象とした第3相の臨床試験で症状の悪化抑制を示し、主要評価項目を達成したと発表。東京株式市場では、同発表を材料に朝方からエーザイへの買いが集まり、ストップ高比例配分で終了した。