■決算動向
(1) 2015年3月期業績概要
5月12日付で発表された2015年3月期の連結業績は、売上高が前期比1.4%増の22,383百万円、営業利益が同5.6%増の2,524百万円、経常利益が同6.8%増の2,587百万円、当期純利益が同26.5%増の1,757百万円と連続増収決算となった。
企業向け製品・サービスが伸張し、売上高が15年ぶりに過去最高を更新したほか営業利益、経常利益、当期純利益はいずれも4期連続で過去最高を更新した。
ミロク情報サービス (TOKYO:9928)がここ数年取り組んできた「顧客基盤とサービス収入の拡大」「受注残高を意識した経営目標管理の徹底」による効果が、着実に浸透してきた結果と言える。
売上高は新規顧客の開拓に伴い企業向け製品・サービスの売上が伸張したことで、前期比1.4%増と増収基調を継続した。
また、売上総利益率は収益性の高いサービス収入の構成比が高まったことにより、前期比1.9ポイント上昇の64.0%となった。
販管費率に関しては、広告宣伝・販促費や教育研修費等を強化したことで、前期比1.4ポイント上昇の52.7%となったものの、総利益率の上昇により、営業利益率は同0.5ポイント上昇の11.3%となった。
なお、期初計画対比では売上高が唯一未達となったが、これは子会社の個別受託開発等の売上高が計画を下回ったことが要因となっている。
また、特別利益として投資有価証券売却益291百万円を計上したことで、当期純利益は2ケタ増益となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
企業向け製品・サービスが伸張し、売上高が15年ぶりに過去最高を更新したほか営業利益、経常利益、当期純利益はいずれも4期連続で過去最高を更新した。
ミロク情報サービス (TOKYO:9928)がここ数年取り組んできた「顧客基盤とサービス収入の拡大」「受注残高を意識した経営目標管理の徹底」による効果が、着実に浸透してきた結果と言える。
売上高は新規顧客の開拓に伴い企業向け製品・サービスの売上が伸張したことで、前期比1.4%増と増収基調を継続した。
また、売上総利益率は収益性の高いサービス収入の構成比が高まったことにより、前期比1.9ポイント上昇の64.0%となった。
販管費率に関しては、広告宣伝・販促費や教育研修費等を強化したことで、前期比1.4ポイント上昇の52.7%となったものの、総利益率の上昇により、営業利益率は同0.5ポイント上昇の11.3%となった。
なお、期初計画対比では売上高が唯一未達となったが、これは子会社の個別受託開発等の売上高が計画を下回ったことが要因となっている。
また、特別利益として投資有価証券売却益291百万円を計上したことで、当期純利益は2ケタ増益となっている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)