18日のニューヨーク外為市場でドル・円は104円28銭まで下落した後、104円61銭まで上昇して引けた。
商務省がTikTokとウィチャットの米国内でのダウンロードを20日から禁止し、もし、米事業の売却がまとまらなければ11月12日に営業停止となると発表すると、米中関係の悪化懸念に景気見通しが悪化したほか、米連邦準備制度理事会(FRB)が長期にわたり低金利を維持するとの見通しを受けたドル売りが根強くドルの上値を抑制。
その後、米9月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想を上回ったためドル買いが再燃した。
ユーロ・ドルは、1.1826ドルまで下落後、1.1870ドルまで上昇して引けた。
ユーロ・ポンド絡みの買いが優勢となった。
ユーロ・円は、123円42銭から123円98銭まで上昇。
ポンド・ドルは、1.2980ドルから1.2917ドルまで下落した。
英国中銀が英国と欧州連合(EU)との通商交渉が決裂するリスクなど見通しに異例な不透明性を警告したほか、マイナス金利導入の可能性などを示唆したことを受けたポンド売りが継続。
ドル・スイスは0.9113フランまで上昇後、0.9089フランまで下落した。
[経済指標]・米・9月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値:78.9(予想:75.0、8月:74.1)・米・9月ミシガン大学1年期待インフレ率速報値:2.7%(予想:3.0%、8月:3.1%)・米・9月ミシガン大学5-10年期待インフレ率速報値:2.6%(8月:2.7%)・米・8月景気先行指数:前月比1.2%(予想:+1.3%、7月:+2.0%←+1.4%)・米・4-6月期経常収支:‐1705億(予想:-1600億ドル、1-3月期:‐1115億ドル←-1042億ドル)