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東京外為市場・正午=ドル89円後半へ下落、期末の神経質な値動きのなか円高進行

発行済 2009-09-30 12:16
EUR/JPY
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       ドル/円   ユーロ/ドル  ユーロ/円

正午現在   89.67/69  1.4629/32  131.16/22

午前9時現在 90.23/26  1.4592/95  131.63/74

NY17時現在 90.12/16  1.4581/84  131.42/53

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 [東京 30日 ロイター] 正午時点のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時時

点に比べてドル安/円高の89円後半。月末・期末となるこの日は実需のドル需要を反映

して仲値にかけてドルがいったん90.42円まで持ち上がったが、仲値を経て89円後

半に急ピッチで反落し一時89.66円まで下落した。

 週初のドル急落が90円前半から始まったこともあり、同水準では売り遅れた実需勢や

トレーダーによる戻り売りのほか、アジア勢によるドル売り/円買いも観測され、ドルは

神経質な展開となった。クロス円でも円高が進み、ユーロは一時131.15円をつけた。

 

 「期末ということで実需の全体像が把握しづらいことに加えて、アジア勢の売りがみら

れ、ドルの下値の脆弱さをあらためて確認した格好」(外銀)、「月末、期末ということ

で、参加者はかなり神経質になっている。昨日から(ドル)買い戻しムードだったが、い

ったん買い戻しが終わったのかもしれない」(ファンドマネージャー)などの声が聞かれ

る。

 テクニカル分析上はドルが依然として下向きだが、「かい離も出てきている」(邦銀系

証券)との指摘もある。

 朝方は投信設定による円安期待もあったが、市場の円買いムードに押し戻された。

 きょうの投信設定は合わせて6本で、中央三井資源国ソブリンオープン(設定上限

1000億円)、DIAMジャパングリーンファンド(同300億円)、三井住友・中国

・台湾株式オープン(同300億円)、SMBC PBセレクション ロング・ショート

・モメンタム・ファンド(米国、欧州、日本コースで上限各500億円)となっている。

    

 <豪指標、英ポンド>

 

 豪ドルは一時0.8798米ドルと13カ月ぶりの高値を更新した。

 「豪州関連の一連の指標はミックスだったが、豪ドルは徐々に上値を伸ばした」(外銀)

という。

 オーストラリア統計局が30日発表した8月の小売売上高は、季節調整済みで前月比

0.9%増加し、事前予想のプラス0.5%を上回った。

 一方で、8月の豪住宅着工許可件数は、季節調整済みで前月比0.1%減少し、市場予

想の同1.5%を大幅に下回る結果となった。

 ロシア中央銀行のウリュカエフ第1副総裁は29日、外貨準備における米国債比率を引

き下げる計画はないとした上で、将来的にはカナダドルや豪ドルなどを加える可能性があ

ることを明らかにしたことも、今朝の豪ドルの底堅さにつながっているという。

 午前8時に発表された英GFK消費者信頼感指数は9月にマイナス16となり、8月の

マイナス25からマイナス幅を縮小させた。事前予想ではマイナス24だった。9月の指

数のマイナス幅が2008年1月以来の小幅なものにとどまったことで、英ポンドは

1.5955ドルから一時1.5971ドル付近まで上昇した。その後はいったん利食い

に押されたものの再上昇し1.5976ドルをつけた。現在は1.5965ドル付近。

英ポンド/円も堅調で、朝方の143円後半から144.10円まで上昇した。

 このところのクロス円の下げを先導してきた英ポンド/円が反発していることで、ユー

ロ/円やその他のクロス円も全般的にしっかり。

 

 <米出口戦略に関心>

 

 市場では、きょうのコーンFRB副議長の発言に関心が集まっているようだ。

 「ドル/円のトレンドは金利が主導しているので、内容次第では、今も利上げ期待が続

いているFF金利先物やユーロドル先物の価格が反応し、期待が後退するという局面もあ

るだろう。そうなればドルの一段安が見込まれる」とJPモルガン・チェース銀行のシニ

アFXストラテジスト棚瀬順哉氏はいう。

 コーン米FRB副議長はきょうパネル討論「中央銀行の出口戦略」に参加する。

  

 (ロイター日本語ニュース 森佳子)※(yoshiko.mori@thomsonreuters.com;03-6441-1

877;ロイターメッセージングyoshiko.mori.reuters.com@reuters.net)

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