1321GMT 5日
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
6日終値 前営業日終値
株 FT100 4690.53(+43.40) 4647.13
クセトラDAX 5369.98(+16.97) 5353.01
金 現物午後値決め 964.00 960.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 99.140 (+0.005) 0.421(0.442)
独連邦債2年物 1.495(1.454)
独連邦債10年物(9月限) 121.25 (‐0.42) 3.387(3.352)
独連邦債30年物 4.034(4.008)
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<為替> ドルが対円で上昇。米新規失業保険申請件数が大幅に減少し、労働市場や
景気が安定化してきているとの見方を支えた。
英中銀による量的緩和措置の拡大決定を受け、ポンドは下落。
<株式> ロンドン株式市場は反発。イングランド銀行(英中央銀行)がこの日、資産
買い入れプログラムの枠を予想を上回る規模に拡大したことを背景に銀行株が上昇し、
相場を押し上げた。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は一時4729.58まで上昇し、ザラ場の年初来
高値を更新した。
英中銀は、資産買い入れプログラムの枠を現行の1250億ポンドから1750億ポン
ドに拡大すると発表。政策金利は過去最低の0.5%に据え置いた。
米株市場が全体的な不安感とリスク回避の動きを背景に下落に転じると相場は上昇幅を
縮小した。
ハーグリーブズ・ランズダウンの英株式部門代表のリチャード・ハンター氏は「過去3
―4週間にわたって非常に堅調な地合いが続いたことで、一部投資家はバリュエーション
の根拠について若干神経質になり始めている」と述べた。
銀行株が上げを主導。今週これまでに発表された明るい決算内容も支援した。
ロイズ・バンキング・グループ
スコットランド(RBS)
5.2%、HSBC
一方、鉱山株には売りが出た。経済回復の状況は価格ほど強くないとの見方が浮上する
なか、金属価格が下落した。
アントファガスタ
ユーラシアン・ ナチュラル・リソーシズ(ENRC)
1.1―3.8%下落した。
石油株も軟調。需給悪化懸念を背景に米原油先物
=71ドル付近となった。
BGグループ
欧州株式市場は反発。過去19営業日中、上昇は14回目。企業の好決算や経済指標を
手掛かりに銀行・食品株を中心に買いが入った。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は4.02ポイント(0.43%)高
の938.49。日中のレンジは934.29─946.31だった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は18.88ポイント(0.71%)高
の2662.01。
銀行株ではHSBC
英銀行株は、イングランド銀行(英中銀)が資産買い入れ枠を予想を上回る1750億
ポンドに拡大したことにも支援された。
独コメルツ銀行は
投資・トレーディング関連損失の評価損については、2008年にピークアウトしたもよ
うとしたものの、峠を越したとは言明しなかった。
米新規失業保険週間申請件数(8月1日終了週)は大幅減少して市場予想を下回り、労
働市場と経済が安定してきているとの見方が強まった。
欧州中央銀行(ECB)理事会は政策金利を1%に据え置くことを決定するとともに、
ユーロ圏経済は年内、弱い状態が続く見込みだが収縮ペースは減速しつつあるとの認識を
示したが、市場は反応薄だった。
IGインデックスの市場チーフストラテジスト、デビッド・ジョーンズ氏は「午後序盤
につけた高値からは下落したものの、全般的なセンチメントは依然明るい。7日に発表さ
れる米雇用統計の受け止められ方次第で向こう数週間のムードが決まるだろう」と述べた。
英・オランダ系食品・日用品大手ユニリーバ
半期決算が実質で4.1%の増収となり、市場予想を上回った。
テート&ライル
<ユーロ圏債券> 下落。独連邦債2年物利回りは一時6週間ぶり高水準をつけた。
市場はイングランド銀行(英中銀)の資産買い入れ枠拡大規模を好感して一時堅調となっ
たものの、その後、欧州中央銀行(ECB)理事会後のトリシェ総裁発言に圧迫された。
英中銀は政策金利を0.5%に、ECBは1%にそれぞれ据え置いた。据え置きは予想
通り。
ただ、英中銀は資産買い入れプログラムの枠を現行の1250億ポンドから1750億
ポンドに拡大した。500億ポンドの拡大幅は市場予想を上回っていたことから英国債が
買われ、それまで軟調だった独連邦債も一時連れ高となった。
しかし、米新規失業保険週間申請件数(8月1日終了週)が大幅減少し予想を下回った
ことに圧迫され、独連邦債は値を消した。さらに、トリシェECB総裁発言を受けて一段
安となった。
トリシェ総裁は、景気後退は峠を越えつつあり、インフレ率は下半期にプラスとなると
の見方を示した。債券投資家はこれを嫌気したが、一部アナリストはこの反応に驚きを示
した。
カバードボンド買い入れについて総裁は、600億ユーロの規模を縮小するつもりはな
いと述べた。
野村証券の債券ストラテジスト、ショーン・マロニー氏はECB総裁発言について「金
利は長期にわたり据え置かれるとの市場の見方を変えるような内容は見つからなかった」
と述べた。
1528GMT時点で、独連邦債先物9月限
清算値は121.43。トリシェ総裁発言前は121.53だった。
独連邦債2年物
である1.517%をつけた。
同10年物
同30年物
2・10年物利回り格差は一時188bpに縮小したが、結局192bpと過去7週間
で最もフラット化した。
英国債は独連邦債をアウトパフォームした。10年物の利回り格差
水準にタイト化した。
[東京 7日 ロイター]