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東京外為市場・15時=ドル97円前半、2カ月ぶり高値から反落

発行済 2009-08-10 15:40
EUR/JPY
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       ドル/円   ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 97.22/24  1.4212/19  138.19/26

正午現在   97.29/31  1.4202/07  138.19/24

午前9時現在 97.33/37  1.4189/93  138.13/19

NY17時現在 97.49/55  1.4185/91  138.48/54

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 [東京 10日 ロイター] 午後3時現在のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5

時時点から小幅安の97円前半。海外市場でつけた2カ月ぶり高値から反落した水準でも

みあいとなった。ドル/円急伸後も、市場では一段の上値追いに積極的な声は少なく、ド

ル/円はレンジ相場が続きそうだとの指摘が相次いでいる。

 予想を上回る米雇用統計を受けて海外市場で一時97.79円まで上昇、6月16日以

来2カ月ぶりの高値をつけたドル/円は、97円半ばで週明けアジア市場の取引が本格化。

97円台は最近の取引レンジ上限とあって短期筋が利益確定に動いたほか、輸出企業な

どの実需系も久々のドル高/円安水準との見方から売りに動いた。ドル/円は一時

97.07円まで反落した。

 

 <ドル/円急伸の最大要因はポジションの片寄りか>

 

 7日海外の取引ではドル/円が夕方の安値から2.7円の大幅上昇を見せたものの、市

場では一段のドル買い/円売りには慎重な声が少なくない。米雇用統計は予想を上回った

ものの「雇用自体は極めて厳しい水準」(都銀)にあることに変わりはないこと、景気回

復を織り込み続けている株高にも疑念の声が少なくないためだ。

 さらに関係者が関心を寄せたのは、予想を上回る雇用統計に対する為替市場の反応が、

結果として「ドル高」だったことだ。

 最近の為替市場では、経済指標の堅調さや株価の上昇は投資家のリスク選好姿勢の強ま

りにつながるため、低金利のドルや円から資金が流出する形でドルと円が下落しやすいと

されていた。7日の取引でも発表直後は円が急落する一方でドルがユーロや英ポンドなど

に対しても瞬間的に弱含んだものの、その後大きく切り返してドルが上昇する一方で円が

下落するという「最近では珍しい形」(外銀)となった。

 ドル上昇の要因として有力視されているのは、ポジションの片寄り。最近の取引では世

界的な株価上昇を背景にドルが幅広い通貨に対して下落。主要通貨に対するドルの値動き

を示すドル指数<.DXY>は前週に昨年10月以来の低水準をつけるなど、関係者のポジショ

ンは大きくドルの売り持ちに傾いてた。

 投機ポジションの参照値として知られる米先物取引委員会(CFTC)IMM通貨先物

取組でも、8月4日までの週にドルの主要通貨に対する売り越し額は150億8000万

ドルに拡大。市場筋の推計によると、金融危機が表面化する以前の水準にあたる08年7

月以来の水準となっていた。予想を上回る指標と激しい値動きがドル売りポジション縮小

のきっかけとなっただけで「積極的にドルを買い上がる動きではなかった」(別の都銀)

との見方だ。

 ドル/円が急伸して最近の取引レンジ上限に接近してきたことで、市場では「テクニカ

ル的には買い信号。98円乗せは十分狙える。100円突破を狙っている海外ファンドも

少なくない」(さらに別の都銀)とする見方もある。ただ、短期筋の動きが一巡すれば反

落する可能性も否定できないとの見方も根強くある。為替市場は「結局、今週以降発表さ

れる指標や株価次第」(後出の都銀)の様相だ。

 (ロイター日本語ニュース 基太村真司記者)

(shinji.kitamura@thomsonreuters.com;03―6441―1791;ロイターメッ

セージング:shinji.kitamura.reuters.com@reuters.net)

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