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東京外為市場・正午=ドル90円前半、ユーロは急進後の小康状態

発行済 2010-02-17 15:49

        ドル/円   ユーロ/ドル  ユーロ/円

正午現在    90.29/33  1.3765/68  124.29/38

午前9時現在  90.24/26  1.3762/67  124.19/23

NY17時現在  90.13/16  1.3765/68  124.09/15

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 [東京 17日 ロイター] 正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点から

若干ドル高の90円前半。午前の取引では、ドル/円がこう着気味となり、ユーロは急進

後の小康状態を保ち、結果的にクロス円も方向感の乏しい展開となった。

 

 午前の取引では、ユーロが1.37ドル後半で一進一退を繰り返した。ユーロは前日の

海外市場で、リアルマネーや投機筋による利食いのユーロ買いに主導され、一時1.37

80ドルまで急進し、一日としては昨年7月以来の上げをみせた。

 一方、ドルは90円前半でこう着気味。市場では、きょうと19日のニューヨーク時間

に期日を迎える行使価格90円および90.25円のオプションの存在が話題となってい

る。

 「オプションはある程度まとまった金額のもようで、90円を挟んで上がれば売り、下

がれば買いというガンマ・トレードが出やすい環境で、ドル/円はレンジ感が強まるだろ

う」(証券会社)という。また、90円半ばからは実需の売りオーダーがあるとされ、ド

ル円の上値余地は限定的との見方が多い。

 この日は日経平均は200円を超える上昇をみせたが、ユーロは124.08―

124.38円と狭いレンジ内での値動きとなった。

 <ユーロ>

  

 東京勢はユーロに対する弱気が依然多数派だ。「ユーロの下値リスクはまだ払拭されて

いない。ただ、投機筋のユーロショートが高水準のため、一時的に急反発する場面がある

だろう」(外為アナリスト)という。

 前日の海外時間では、ギリシャ国債と独連邦債の利回りスプレッドが拡大したにもかか

わらず、投機筋や投資家による利食いの買い戻しが先行し、ユーロが急反発した。

 「IMMのユーロショート・ポジションは先週時点でユーロ発足以来最大の規模に拡大

しており、ギリシャを巡る悪材料が織り込み済みとなっている状況下では、短期的にはシ

ョート・カバーによるユーロ上昇リスクを警戒すべきだろう」とJPモルガン・チェース

銀・シニアFXストラテジストの棚瀬順哉氏は述べ、「特に今後ギリシャ国債の対独スプ

レッドが縮小に転じた場合には、ユーロの上昇が一段と加速する可能性がある」と付け加

えた。

 

 <ロイター短観>

 日本の景気については、この春先にも二番底が懸念されていたが、中国景気の拡大を背

景とする輸入増が追い風となり、日本の輸出も当面増加傾向が続くことが予想されてい

る。

 ロイター短観の調査結果では、素材、加工型ともに改善し、特に化学、鉄鋼、輸送用機

械がゼロまで浮上。リーマン・ショック直前の水準にほぼ戻ってきた。非製造業も3ポイ

ント改善のマイナス31と 緩やかに改善した。先行きは比較的大幅な改善が見込まれて

おり、製造業はマイナス5まで、非製造業も全業種が改善を見込んでおり、マイナス20

まで改善する。

 今回の調査期間は1月29日─2月12日。回答社数は400社ベースで234社。

 ロイター短観の為替市場への影響は限定的だった。

 一方、海外勢の一部には前日の菅直人副総理兼財務・経済財政担当相の発言を受けて、

きょうから2日間の日程で行われている日銀金融政策決定会合で、日本が何らかの追加的

緩和策を打ち出すとの予想もある。 

 菅財務相は16日、政府が「デフレ状況」と認定している現在の日本の物価情

勢について「デフレ克服が大きな課題」とし、「日銀にも協力してもらい、デフレ状況を

脱却し、財政・日本経済を成長路線に戻したい」と語った。また、政府と日銀が目指すべ

き物価水準の目標について、1%程度という認識で一致しているとも述べた。

 (ロイター 森佳子記者)

(yoshiko.mori@thomsonreuters.com;03-6441-1877;ロイターメッ

セージング:yoshiko.mori.reuters.com@reuters.net)

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