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UPDATE1: 東京外為市場・15時=ドル86円前半、米雇用統計にらみ下値リスクへの警戒続く

発行済 2010-08-06 16:08

       ドル/円   ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 86.09/12  1.3190/92  113.60/65

正午現在   85.91/96  1.3182/87  113.24/29

午前9時現在 85.79/83  1.3177/82  113.07/12

NY17時現在 85.83/87  1.3183/89  113.17/22

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 [東京 6日 ロイター] 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時時点

から上昇し86円前半で推移している。7月米雇用統計の発表が目前に迫ったことで、雇

用悪化への懸念からドルショートに傾き過ぎたポジションを一部買い戻す動きが出て、ド

ルは緩やかに上昇した。ただ、雇用統計次第では波乱もありうるとの見方は多い。ドル/

円が85円をクリアに割り込むと下値余地が広がるとの見方が多く、警戒は続いている。

 ドルは朝方の85円後半から86円前半へと緩やかに上昇した。ADP全米雇用報告が

予想から上振れ、新規失業保険週間申請件数が予想より雇用の弱さを示すなど「指標が強

弱両サイドで出たことから、弱いばかりではないとの見方にたってドル売りポジションを

一部手仕舞っている。輸入企業のドル買いが入ったことが買い戻しのきっかけになった」

(国内銀行)との声が聞かれる。

 ただ、下値への警戒感は続いている。「85円と95円のダブルノータッチオプション

があるようで、85円付近はいったんの抵抗がありそうだが、抜けるとストップロスも多

い。雇用統計が弱い内容だと相場が荒れる可能性がある」(セントラル短資FX執行役員、

武田明久氏)との声が出ている。

 一方で「雇用統計が強ければドルは買い戻されそうだが、87円付近では売りが厚くな

るだろう。市場の関心はすぐに10日の連邦公開市場委員会(FOMC)に移るとみられ、

ドルの買い戻しは一時的に終わる」(セントラル短資FX、武田氏)という。FOMCに

対しては、買い入れたMBSの償還分の再投資など追加政策に対する期待がくすぶってい

る。

 また、きょう東京時間からドルの買い戻しに入ったことで「雇用統計が多少強くてもサ

プライズになりにくくなった。発表後の買い戻し圧力が薄れそうだ」(国内銀行)との声

も上がっている。

 

 (ロイター日本語ニュース 松平陽子)

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