*この記事は4日に配信しました。
(カッコ内は前営業日比、%は利回り)
ドル/円 終値 80.25/30
始値 80.62/65
前営業日終値 80.90/92
ユーロ/ドル 終値 1.4634/40
始値 1.4495/97
前営業日終値 1.4489/93
30年債
(2105GMT) 102*16.50(+0*11.50) =4.2260%
前営業日終盤 102*05.00(‐1*26.00) =4.2470%
10年債
(2105GMT) 101*04.50(+0*11.00) =2.9914%
前営業日終盤 100*25.50(‐0*24.00) =3.0315%
2年債
(2105GMT) 100*04.50(+0*02.00)=0.4287%
前営業日終盤 100*02.50(‐0*01.50)=0.4605%
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
終値 12151.26(‐97.29)
前営業日終値 12248.55(‐41.59)
ナスダック総合<.IXIC>
終値 2732.78(‐40.53)
前営業日終値 2773.31(+ 4.12)
S&P総合500種<.SPX>
終値 1300.16(‐12.78)
前営業日終値 1312.94(‐ 1.61)
COMEX金(8月限)(ドル/オンス)<2GCQ1>
終値 1542.40(+ 9.70)
前営業日終値 1532.70(‐10.50)
原油先物(7月限)(ドル/バレル)<2CLN1>
終値 100.22(‐0.18)
前営業日終値 100.40(+0.11)
CRB商品指数(ポイント)<.CRB>
終値 348.61(+0.71)
前営業日終値 347.90(+1.98)
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<為替> ドルが売られた。この日発表された5月の米雇用統計が弱い内容となったこ
とで、米経済の著しい減速が裏付けられた格好となった。ドルは今後も弱含む展開が予想
されている。
米国をめぐる懸念とは対照的に、ユーロは対ドルで1カ月ぶり高値に上昇。ギリシャに
対する次回融資が実施され、同国が債務再編を免れるとの楽観的な見方がユーロを支援し
た。
欧州連合(EU)と欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金(IMF)はこの日、共同
声明を発表し、ギリシャに対する次回融資について、7月初旬にも実施されるとの見通し
を明らかにした。これを受け、ユーロが買われた。
NY外為市場:[USD/J]
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<債券> この日発表された雇用統計がさえない内容となるなか、国債価格が上昇。
10年債利回りは節目となる3%を下回って取引を終えた。
こうしたなか、ギリシャが同国への次回融資を受け取る可能性が高まったことで、10
年債は一時3%を再び超える場面もみられた。
今後の見通しについて、市場では、7─9日に行われる総額660億ドルの3年、10
年(リオープン=銘柄統合)、30年(リオープン)債の入札が注目されているが、入札
が相場を圧迫する可能性も指摘されている。
米金融・債券市場:[US/BJ]
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<株式> 朝方発表された5月の米雇用統計で景気減速が裏付けられたことを受け、下
落して終了した。
週足では3指数ともに2.3%下落。S&P総合500種は1週間としての下落率が
2010年8月中旬以来最大となった。ただ年初からは、ダウは5%、ナスダックは3%、
S&P指数は3.4%上昇している。
さえない雇用統計を受け朝方の取引で売りが加速。特にS&P総合500種は4月安値
の1294.70を何度も試す展開となった。ただ、その後発表された5月米供給管理協
会(ISM)非製造業総合指数が市場予想を上回って上昇したことで、株価は下げ幅を縮
小した。
主要3指数は6週間以来の安値近辺で推移しており、市場関係者からは株式市場ではマ
クロ経済上の先行き不透明感はすでに織り込まれているとの見方も出ている。
米国株式市場:[.NJP]
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<金先物> 米雇用統計の発表を受けたドル安や安全資産としての買いに押し上げられ
て反発。中心限月8月物は前日比9.70ドル高の1オンス=1542.40ドルで取引
を終了した。
雇用市場の鈍化が確認されたことで米経済の先行き不安が広がり株などのリスク資産が
売り込まれた半面、安全資産として金塊に資金が流入する動きが活発化した。雇用統計の
悪化は外国為替市場でドル売りの動きを促し、ドル建て商品の金塊に割安感が生じたこと
も相場の押し上げ材料となった。
NY貴金属:[GOL/XJ]
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<原油先物> 米雇用統計の悪化を受けた景気先行き不安感に圧迫され反落。米国産標
準油種WTIの中心限月7月物は前日終値比0.18ドル安の1バレル=100.22ド
ルと1週間半ぶりの安値で終了。8月物は0.20ドル安の100.80ドルで引けた。
雇用統計はさえない内容となり、主要原油消費国である米国の景気減速傾向が鮮明とな
ったことで原油売りが活発化し、電子取引では一時98.12ドルまで値を落とした。
ただ、その後は値を戻す展開。米指標を受けて外為市場でドル売りが活発化したほか、
ギリシャに対する追加支援協議が進む中、同国の財政先行き不安に安ど感が広がったこと
でドル売り・ユーロ買いの流れが急加速。ドル建てで取引される原油相場は割安感から買
い戻され、引けにかけて下げ幅を縮小した。
NYMEXエネルギー:[CR/USJ]
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[東京 4日 ロイター]