日経平均<.N225> 日経平均先物9月限<0#2JNI:>
前場終値 9667.69 (+15.67) 前場終値 9660 (+10)
寄り付き 9642.79 寄り付き 9630
安値／高値 9608.77─9670.01 安値/高値 9600─9670
出来高(万株) 95948 出来高(単位) 29337
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［東京 ２２日 ロイター］ 東京株式市場で日経平均は小幅続伸。好決算を受けた米
株高を好感する一方、１ドル９３円台の円高を嫌気し、前日終値を挟んでのもみあいに終
始した。２１日までで５日続伸となったこともあり、「急速な戻りに対する警戒感も強い
」
（国内証券）という。
午前の東証１部の売買代金は５８４０億円と薄商い。海外投資家からのフローが細って
いるとの観測が出ている。
前場の東証１部騰落数は値上がり９９６銘柄に対して値下がり５５５銘柄、変わらず
が１３０銘柄だった。
大和住銀投信投資顧問・上席参事の小川耕一氏は、国内機関投資家の動きがほぼ止まっ
ているほか、長期スタンスの海外投資家が日本株を買っていないと指摘する。「堅調な欧
米、アジア株と比較して、日本株は完全に出遅れている」と述べた。
２１日の米株式市場は、重機メーカーのキャタピラー
半期決算が好感されて続伸となったが、これらの海外の好材料に対する東京市場の反応は
いまひとつとなっている。その理由として、政局、企業決算の発表前であることや円高な
どの国内要因があがっている。市場では「国内外の実需勢は決算を控えて様子見姿勢だ。
ただ、上期赤字のコンセンサスを上振れる決算が出てくれば見直し買いも入りそうだ」
（大手証券）との声が出ている。
業種別では、小売、金属製品、化学工業などが上昇した。不動産、証券、非鉄金属など
はさえない。
銘柄別では、ソニー<6758.T>、キヤノン<7751.T>などの主力ハイテク株が売られた。
大手銀行株は三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>が下落した半面、みずほフィナ
ンシャルグループ<8411.T>が堅調などまちまち。国際石油開発帝石<1605.T>、住友金属鉱
山<5713.T>などの資源関連株はさえない。
信越化学工業<4063.T>が続伸。２２日付の日本経済新聞朝刊が、全額出資子会社の信越
半導体が国内外の半導体メーカーに対し半導体材料のシリコンウエハーの値上げを要請す
ると報じた。値上げが実現すれば採算改善が期待できるとの見方から買いが入ったという。
（ロイター日本語ニュース 石渡亜紀子記者）
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