■下期も車載振動子の収益性改善効果などで好調の見通し
日本電波工業<6779>(東証プライム)は11月18日、2日続伸基調となり、取引開始後は7%高の1646円(106円高)まで上げ、11月10日につけた高値1757円に向けて出直りを強めている。17日付で決算説明会資料(2023年3月期・上期)を同社ホームページにアップし、改めて好感されている。第2四半期決算は11月8日に発表済みで、IFRS基準の2022年4~9月・累計連結売上高は前年同期比19.0%増加。説明会資料では、「車載向けを中心に前期比43億円増加。内、円安効果による増収額は約23億円」などとした。
3月通期の連結業績予想は、期初の業績見通しを売上高は40億円、営業利益は30億円上方修正し、下期の円ドルの為替レートは115円を135円に見直した。「下期は、車載及び移動体向けを中心に売上高は増加見通し」「利益は、増収、円安効果の他、車載/76.8MHz振動子向けの収益性改善効果で前期比増益見通し」などとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)