ドル/円
正午現在 87.47/50 1.2605/07 110.26/31
午前9時現在 87.67/70 1.2621/25 110.64/69
NY17時現在 87.53/57 1.2623/25 110.48/53
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[東京 7日 ロイター] 正午のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時時点とほ
ぼ変わらずの87円半ば。東京市場の主要通貨は、手がかり難から見送りムードが強まっ
た。
午前のドルは87円半ばで上下23銭、ユーロ/ドルは1.26ドル付近で同38ポイ
ントの狭いレンジ内で小動きが続いた。海外市場では、欧米株高などを背景にドルと円が
下落し、ユーロが対ドルで1カ月ぶり高値を更新したものの、この日のアジア株は前日終
値付近で全般小動き。外為市場も値動きが鈍った。
ユーロは海外市場で一時1.2663ドルまで上昇して5月21日以来1カ月半ぶり高
値を更新。株価の堅調推移に加え、スペイン政府が前日に実施した10年債入札が発行額
60億ユーロに対し、応札額は130億ユーロ超となるなど堅調だったことも、ユーロ買
いの手がかりとなった。米経済指標が予想を下回ったことで米金利が低下、つれてドルが
売られた面を指摘する声もあった。
市場では、前日のドルと円の下落を支えた中国株上昇の一因として、中国が5日夜に西
部地区で6822億元を投じて23の新規プロジェクトを開始すると発表したことを上げ
る声が出ている。同プロジェクトでは鉄道や道路、空港や発電所などへの投資が予定され
ており「地方経済の成長を狙った新たな財政刺激策」(外銀)との位置づけだったという。
(ロイター 基太村真司記者)