22日の日経平均は大幅続伸となり、224.81円高の20133.90円(出来高概算27億9000万株)で取引を終えた。
4月10日以来の2万円を回復し、約15年ぶりの高値水準を更新した。
寄り付き直後に幻のSQ値となっていた4月SQ値20008.47円をクリアし、その後も断続的な買いが継続しており、前場半ばには20144.66円まで上げ幅を拡大。
後場に入ると利益確定とみられる動きからこう着だったが、2万円を上回る水準での推移だった。
東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1100を超えており、過半数を占めている。
規模別指数は大型、中型、小型株指数ともに2ケタの上昇。
セクターでは証券が3%を超える上昇だったほか、海外勢とみられる買いにより、銀行、その他金融、保険といった金融関連が強い。
一方で、原油先物相場の下落影響から、鉱業が下落率トップ。
日経平均は2万円をクリアし、今後は支持線として意識されるかが注目される。
また、決算発表が本格化してくるが、注目された日本電産 (TOKYO:6594)の15年3月期は計画を上回ったが、コンセンサスは若干下回っている。
16年3月期予想については2ケタ増収増益ではあるがコンセンサスを下回っており、市場の反応が注目されるところ。
強いトレンドが続いていたこともあり、利益確定が強まるようだと、物色の流れは相対的に出遅れているセクターや銘柄に向かいやすくなろう。
その他、相場全体の先高感が強まるなか、需給妙味の大きい銘柄へは踏み上げへの思惑が強まる。