ドル/円
正午現在 94.90/96 1.4110/14 133.96/02
午前9時現在 94.45/48 1.4106/08 133.25/29
NY17時現在 94.48/54 1.4069/75 133.03/13
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[東京 18日 ロイター] 正午現在のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時時
点から小幅高の94円後半。前日の欧米株安にもかかわらずアジア株が下げ渋ったことで、
海外市場でリスク回避的に買われたドルと円が反落した。
東京市場でドルは一時95.03円まで、ユーロは134.19円まで上昇。海外安値
からドルが1円弱、ユーロが1.6円の切り返しとなった。
前日アジアから海外市場にかけて、中国の上海総合指数<.SSEC>が5.8%安と昨年
11月以来、ダウやS&Pなど米株主要指数が2%を超える下げで7月以来の大幅下落
を記録したことを受けて、海外の取引ではドルと円が上昇したものの、この日のアジア時
間は中国株や日経平均<.N225>が小幅ながら前日比プラス圏へ上昇。円とドルを売り戻す
手掛かりとなった。
しかし、一時プラス圏へ上昇した中国株がマイナス圏へ反落すると、円とドルは再び反
発。ドル/円は94円後半、ユーロ/円は133円半ばへ下落。その後も中国株の上下に
合わせてドルと円は乱高下が続いた。市場では「すっかり株価に振らされている」(都銀)
との声が複数上がっている。
前日海外市場でドルは一時94.19円と7月29日以来、ユーロ/ドルは
1.4045ドルと7月30日以来、ユーロ/円は132.51円と7月22日以来の
安値を更新した。
<中国が米債離れ>
市場では、前日に米財務省が発表した6月対米証券投資で、中国が過去最大の売り越し
に転じたことが話題となった。財務省によると、中国の財務省証券保有額は前月の
8015億ドルから7764億ドルに減少。公表データで確認できる2000年以降最大
の減少幅を記録した。
海外投資家による対米証券投資は312億ドルの売り越しと、小幅な資本流出にとどま
った。「日英の民間投資家が中心となって米利付国債を大幅に買い越した。6月中旬にか
けての米金利上昇やドル安が一時的に民需を喚起して需給を支えた形」(国際金融情報セ
ンター・調査部首席研究員の桑原哲也氏)だという。そのため市場の直接的な反応も限ら
れた。
ただ、中国が先に発表した6月の外貨準備は2兆1300億ドルと事前予想を上回って
過去最高を更新。中国が外貨準備の多様化を図っている可能性があらためて明らかになっ
た。「米国が国債の安定的な消化を確保し、大幅な金利上昇やドル安の進行を回避するた
めには、米政府が説得力のある中長期的財政健全化策を示すなど、市場の信認確保に努め
る必要がある」(桑原氏)との声が上がっている。
(ロイター日本語ニュース 基太村真司記者)
(shinji.kitamura@thomsonreuters.com;03―6441―1791;ロイターメッ
セージング:shinji.kitamura.reuters.com@reuters.net)
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