(前営業日比)
日経平均<.N225> 10607.23 +82.04
同3月限<0#2JNI:> 10620 +100
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[東京 9日 ロイター] 寄り付きの東京株式市場で日経平均は続伸した。前日の米
株高と外為市場の小幅円安を受け買い先行。原油価格の上昇一服を受け鉱業に利益確定売
りがみられるものの、主力株中心に序盤から幅広い買いが入っており、日経平均は1万
0600円を回復。先物主導で一段高が予想される一方で、ピークを迎えた国内勢による
持ち合い解消売りが上値を抑えるとの見方もある。東京市場では決め手となる手掛かりが
乏しく、引き続きリビアをはじめ中東・北アフリカの政情不安と原油価格動向が注目され
ている。
内閣府が発表した1月機械受注統計によると、設備投資の先行指標である船舶・電力を
除いた民需の受注額(季節調整値)は、市場予想を上回るとともに2カ月連続で増加。大
和証券キャピタルマーケッツ金融証券研究所・投資戦略部次長の西村由美氏は「2カ月ほ
ど前月比マイナスで推移していた外需が大幅に回復しており、全体的にポジティブな印象
だ」と評価した。
(ロイターニュース 吉池 威)