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UPDATE1: 東京株式市場・前場=小反落、決算を手掛かりに個別銘柄を物色

発行済 2010-10-28 11:56

日経平均<.N225> 日経平均先物12月限<0#2JNI:>  

前場終値 9381.26 (-5.77) 前場終値 9380 (-30)

寄り付き 9368.61 寄り付き 9380

安値/高値 9350.44─9394.68 安値/高値 9350─9400

出来高(万株) 62474 出来高(単位) 16245

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 [東京 28日 ロイター] 前場の東京株式市場で日経平均は小幅に反落した。引き

続き国内企業の決算や業績予想を手掛かりに個別銘柄を物色する動きが主体。前日同様、

地合いは不安定で狭いレンジのなかを方向感の乏しい値動きが続いた。2010年12月

期の連結営業利益(米国会計基準)予想を上方修正したキヤノン<7751.T>は買いが続いた。

 前場の東証1部騰落数は、値上がり399銘柄に対し値下がり1070銘柄、変わらず

が172銘柄だった。東証1部売買代金は4590億円。

 

 外為市場でドル/円が81円後半で安定しており、東京市場は引き続き国内企業の業績

にらみの展開。取引は細り気味で、全体的に方向感が乏しい中、個別物色の動きに変わり

はない。東海東京証券・エクイティ部部長の倉持宏朗氏は「欧州勢のバスケット売りが観

測されており、依然として地合いは不安定。全体的に買うのが難しいため、好業績株の個

別物色で対処している状況だ」としている。

 

 個別銘柄では、前日通期見通しを上方修正したキヤノンの買いが目立った。同社は27

日、今期の連結営業利益予想について前年比79.7%増の3900億円に上方修正する

と発表した。従来予想は3600億円。円高進行で売上高は3兆7100億円(従来予想

3兆7500億円)に下方修正したが、デジタルカメラの数量増のほか全社的なコストダ

ウンの効果が上回る。通期の営業利益率は2年ぶりに2けた台を回復する。

 

 富士通<6702.T>も買われた。想定為替レートを円高に修正しながらも11年3月期連結

営業利益予想を据え置いたことで「印象は悪くない」(外資系証券)との声が出ている。

大手証券の株式トレーダーは「円高を想定しても通期の見通しを維持、または上方修正す

るところが多い」とし、買いをサポートしている可能性を指摘。

 また、JR東海<9022.T>も反発し、上値を切り上げた。事実上決定したリニア中央新幹

線「南アルプスルート」の建設費用は約5.5兆円と試算され、同社株は増資懸念で売ら

れていたが、27日の上半期決算発表で、同社の金子慎常務はリニア中央新幹線建設に関

する費用について、増資による調達は考えていないことを明らかにした。一方、小森コー

ポレーション<6349.T>は今中間期の損失見通しを縮小したものの大きく売られた。

 (ロイター日本語ニュース 吉池 威記者)

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