ドル/円
午後3時現在 85.73/78 1.2812/18 109.84/89
正午現在 85.76/79 1.2798/00 109.77/79
午前9時現在 85.44/49 1.2795/98 109.37/42
NY17時現在 85.38/42 1.2853/59 109.82/86
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[東京 19日 ロイター] 午後3時のドル/円は、ニューヨーク午後5時時点から
上昇し、85円後半で推移している。日銀が臨時の金融政策決定会合を開くといううわさ
をきっかけにじわりとドル/円が上昇した。うわさは空振りに終わったが、市場にはその
後も追加緩和期待がくすぶり続けている。
菅首相・白川日銀総裁会談が23日にも行われる見通しで、市場には会談前に日銀が追
加緩和に動くとの期待がくすぶり続けている。こうしたなかで、きょう午後2時から日銀
が臨時の金融政策決定会合を開くとのうわさが流れ、ドル/円は85円半ばから後半へと
じわりと上昇した。
その後、関係筋が「きょう臨時の決定会合を開く可能性は低い」ことを明らかにしたた
め、市場の期待感はいったん落ち着いたが、反動のドル/円の下落は限定的。市場には
「きょうはなくても、明日は会合があるかもしれない」(国内銀行)との期待感がくすぶ
り続けている。休み明けで取引参加者が戻り「輸入企業の買いが入った」(国内銀行)こ
ともあって、ドル/円は午後3時過ぎまでに85.92円まで上昇した。
<政策期待先行のリスクも意識>
ドル/円の下値不安が強い一方で追加緩和期待もあり、このところのドルは「政府が対
策を打つ警戒ライン」(国内証券)である85円ぎりぎりの低空飛行が続いている。80
円を目指すのか、結果的に下げ渋るのか「誰か下値を決めてくれ、といういらだち」(大
手銀行)のなかで、ドル/円の下値を支えているのは、すでに積み上がってしまった円買
い/ドル売りポジションだ。
しかし、ドルが85円が近づくにつれ、市場は政策対応に神経質になる。臨時会合など
のうわさがでるたびドルのショートカバーが入り「このままなし崩しにショートの圧縮が
進む可能性がある。きょうも明日も臨時会合がなく、23日にも実施されるとみられる菅
首相・日銀総裁会談でも具体的な政策が出なかった場合、円買いポジションが軽くなって
いると逆に失望感による売りで、節目の85円を割りやすくなる可能性もある」(大手銀
行)との声が上がっている。
<機関投資家は円売り/日本株売り>
短期筋が円買いのポジションを積み上げる一方で、機関投資家はここ1カ月ほど円売り
を続けているという。「われわれの調査によると、機関投資家は7月半ばに円買いから円
売りに転じ、その後の円高局面では一貫して円売りを続けている。ユーロも売り対象で、
一方、ドルに対しては売りが止まって買いに転じてきた」(ステート・ストリート銀行金
融市場部長、富田公彦氏)という。
富田氏によると、機関投資家の円売りの理由がはっきりしない。「機関投資家は日本株
も売っており、円資産離れとの仮説はたつが、よくわからない。はっきりしているのは、
円に関しては短期筋と機関投資家の方向が逆だということだ」という。
(ロイター日本語ニュース 松平陽子)
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