[8日 ロイター] - 米フロリダ州のデサンティス知事は7日、男子テニスの世界ランキング1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)について、マイアミ・オープン(OP)出場のために入国を許可するようジョー・バイデン米大統領に要請した。
ジョコビッチは新型コロナウイルスワクチンを未接種のため、19日から4月2日にかけて開催されるマイアミOPと現在開催中のBNPパリバOPへの出場を求める特別許可を先月に申請していた。
5日にBNPパリバOP出場を正式に取りやめたジョコビッチについて、デサンティス知事はバイデン大統領に書簡を送り、「申請却下は不公平かつ非科学的で容認できない」と主張。
さらに「再考を強く求める。今こそパンデミック(世界的大流行)政治を捨て、米国民が望むもの、つまり彼にプレーをさせるべき時だ」とし、「ジョコビッチがこの大会に参加できないのは、外国人旅行者に対して見当違いで非科学的かつ時代遅れのワクチン接種を政権が実施し続けているからだ」と訴えた。
米国では5月11日に新型コロナの緊急事態宣言を終了することが決まっている。
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