1543GMT 16日
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
17日終値 前営業日終値
株 FT100 4388.75(+26.91) 4361.84
クセトラDAX 4978.40(+21.21) 4957.19
金 現物午後値決め 937.50 935.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(9月限) 99.130 (+0.015) 0.369(0.410)
独連邦債2年物 1.267(1.219)
独連邦債10年物(9月限) 121.04 (‐0.44) 3.399(3.320)
独連邦債30年物 4.166(4.053)
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<為替> ドルがしっかり。米企業決算が強弱まちまちの内容となり経済をめぐる懸念
が一部高まるなか、安全資産としてのドルの投資妙味が高まった。
<株式> ロンドン株式市場は5日続伸。予想を上回る米企業決算を手掛かりに、石油・
鉱山・銀行株の買いが膨らんだ。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は週間で、1月初旬以来の大幅な上昇となった。
金属相場がしっかりで推移し、投資家のセンチメントが上向く中、鉱山株が上昇を主導。
ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ
エクストラータ
アメリカン
ベダンタ・リソーシズ
ていることを明らかにした。ドイツ銀行は同社の目標株価を引き上げた。
原油価格
ループ
米銀の好決算を受け、銀行株も高い。スタンダード・チャータード
高。
個別銘柄ではブリティッシュ・エアウェイズ(BA)
避けるためのセーフティーネットとして、年金基金に割り当てていた5億4000万ドル
の銀行ローンの返却を受けたほか、転換社債の発行で3億ポンドを調達し、合わせて10
億ドル程度調達する方針を示した。
米企業決算では、シティグループ
アメリカ(バンカメ)
欧州株式市場は5日続伸。世界的な景気回復をめぐる楽観的見方が広がり、銀行・商
品(コモディティ)株の上げが目立った。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は3.75ポイント(0.43%)高
の870.56。値動きは荒く、一時865.82をつけた。週足では約7%高と、20
08年11月下旬以来の大幅な上げとなった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は10.23ポイント(0.42%)高
の2469.20。
ブリューイン・ドルフィンのストラテジスト、マイク・レンホフ氏は「好決算が期待さ
れ、相場は1週間を通して堅調だった。市場は企業セクターが景気後退の最悪期を脱した
兆候をとらえようとしている」と指摘。「好決算が続くなか、一部の企業の決算はマイナ
スとなるかもしれないが、これまでのような落ち込みにはならないだろう。景気は回復期
に入ったとの見方が強まりつつある」と述べた。
市場が米シティグループ
容を消化するなか、銀行株に買いが入った。HSBC
ソシエテ・ジェネラル
%高。
シティが発表した第2・四半期決算は43億ドルの利益を計上し黒字に転換した。傘下
の証券部門スミス・バーニーの売却益が中核銀行事業の損失を打ち消した。
バンカメは減益となったものの、市場予想を上回った。
一方、米複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)
売上高が市場予想よりも大幅に減少し、利益がほぼ半減した。金融・メディア部門を圧迫
していた景気後退の悪影響が、重工業部門に広がった。
原油価格が2.1%上昇したことを背景にエネルギー株も買われた。BGグループ
1.7%値上がりした。
銅価格
タ
C)
した。
6月の米住宅着工件数は、一戸建て住宅の着工件数に押し上げられ前月から大きく増加
した。これも市場心理の改善につながった。
一方、仏ホテルチェーンのアコー
半期の売上高が9%減となったことを嫌気した。
仏小売大手カルフール
期の売上高が1.2%減となった。
<ユーロ圏債券> 下落。値動きの荒い展開となるなか、独連邦債先物は2週間ぶりの
安値をつけた。欧州株式市場は堅調な米企業決算を背景に5日続伸した。
債券市場は週間ベースでは6週間ぶりの下落となった。
破たんが懸念されている米金融サービスのCITグループ
が浮上したほか、米住宅指標が予想よりも強い内容となり、安全資産としての債券需要が
後退した。
BNPパリバ(ロンドン)の金利ストラテジー部門を統括するシリル・ブージット氏は
「CIT(買収)をめぐるうわさが主要材料となった」と指摘。相場が夏季休暇シーズン
に入ることから、今後も不安定な展開が続くと予想した。
1523GMT時点で、独連邦債先物9月限
一時1日以来の水準となる120.82に下落した。
ロンドンのあるトレーダーは「米住宅指標の発表後、121.40の水準で大きくスト
ップロスの売りが入った」と述べた。
独連邦債10年物
3.396%。同2年物
2・10年物利回り格差は214bpと、6週間ぶりの水準に拡大した。
[東京 18日 ロイター]