円安ドル高を材料にトヨタ自 (TOKYO:)、富士重 (TOKYO:)が買われているが、先物市場では参加者減少で静かな推移が続いている。
かつてのように円安推移で為替連動型アルゴリズムトレードが走り先物が買われ、日経平均が200-300円上昇するような「円安=株高」という構図は足元見られない。
小売など内需系セクターにとって円安はマイナス要因となるほか、輸出産業も海外への工場移転を進めたことからかつてほど円安の恩恵を享受できない構造となっている。
ドル建て日経平均が高値を更新できないことから、海外投資家は積極的には先物を売買しにくいとの見方もある。