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ナガイレーベン Research Memo(1):第2四半期は全体的には予想の範囲内で着地

発行済 2015-04-28 19:20
更新済 2015-04-28 19:33
ナガイレーベン Research Memo(1):第2四半期は全体的には予想の範囲内で着地
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発表された2015年8月期第2四半期(2014年9月−2015年2月)の連結業績は、売上高が前年同期比1.0%増の6,840百万円、営業利益が同1.9%減の1,797百万円、経常利益が同5.6%増の2,033百万円、四半期純利益が同3.0%増の1,302百万円だった。
円安による生産コストのアップにより営業利益は前年同期比で減益となったが、ドル預金による為替ヘッジで経常利益以下は増益となった。
元々第2四半期までは売上・利益が少ない時期であるため、懸念されるような結果ではない。
進行中の2015年8月期の通期業績は、売上高が前期比3.0%増の16,700百万円、営業利益が同0.2%増の4,931百万円、経常利益が同1.1%減の5,088百万円、当期純利益が同1.1%減の3,187百万円を予想している。
期初予想に比べ営業利益、当期純利益は若干下方修正されたが、経常利益は上方修正された。
ただし、いずれも少額であり懸念される内容ではない。
会社は新しい中期経営計画(数値目標として2017年8月期に売上高17,500百万円、営業利益5,300百万円)を発表しているが、この目標に変更はない。
海外生産の拡大や利幅の大きい高機能性商品の強化を通じ、この目標達成を図る考えだ。
このほか、株主還元にも前向きであり、今期も既に公開買付けにより100万株(1,500百万円)の自社株買いを実施した。
この結果、予想配当(年50円)と合わせた今期の総還元性向はほぼ100%になる見込みであり、この点は評価に値するだろう。
■Check Point ・企画から原材料の調達、製造、販売まで一貫して行う体制に強み ・第2四半期の連結業績、全体的には予想の範囲内で着地 ・事業環境は安定、過去最高の売上高・営業利益を目指す (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

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