(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 5880.99(+10.85)
前営業日終値 5870.14(+11.73)
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クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 7114.09(‐56.85)
前営業日終値 7170.94(+20.28)
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CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 3917.22(‐11.77)
前営業日終値 3928.99(+12.11)
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<ロンドン株式市場> 続伸して終了した。鉱山関連株に買いが入り、ユーロ圏債務危
機への懸念から売られた銀行株の下げが相殺された。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は一時は5910.77まで上昇し、心理的な節目
となる5900を上回る場面もあったものの、その後上げ幅を縮小し10.85ポイント
(0.18%)高の5880.99でこの日の取引を終えた。
チャールズ・スタンレーのテクニカルアナリスト、ビル・マクナマラ氏は「ソブリン債
問題は短期的には解決しないことから、市場には大きな不安感が存在する。この不安感は
夏の間も払拭されず、株式相場は長期にわたり低迷する可能性がある」と述べた。
鉱山関連株に買いが入り、アントファガスタ
事業の四半期収入が30%増になったと発表したことが好感された。
一方、ユーロ圏債務危機懸念から銀行株は売られ、ロイヤル・バンク・オブ・スコット
ランド(RBS)
ただロイズ・バンキング・グループ
乗りを上げているバージン・マネー[VA.UL]が7月に正式に買収提案を行うと報道された
ことが材料視された。
<欧州株式市場> 下落。さえない米指標や、国際通貨基金(IMF)によるギリシャ
への次回融資をめぐる懸念が相場を圧迫した。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は0.78ポイント(0.07%)安
の1126.28。一時、1130.40に上昇する場面もあり、不安定な展開となった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は17.02ポイント(0.60%)安
の2799.82。
アナリストは、ユーロ圏債務危機や世界の景気回復をめぐりかなりの不透明性が依然存
在することから、相場は夏にかけてレンジ取引にとどまる公算が大きいと予想している。
自動車株<.SXAP>は0.8%安。さえない米指標を受け、世界の自動車需要をめぐる懸
念が強まった。
米指標では、第1・四半期の国内総生産(GDP)改定値が前期比年率で1.8%増加
し、速報段階から変わらずだった。ただ、市場予想の2.1%増を下回り、前四半期の
3.1%増から成長が鈍化する格好となった。
21日までの新規失業保険週間申請件数は、42万4000件と前週から増加し、労働
市場の状況を判断する上での目安となる40万件を7週間連続で上回った。
また、ユーログループのユンケル議長(ルクセンブルク首相)が、IMFはギリシャへ
の次回融資を行わない可能性があるとの見方を示唆したことを受け、ギリシャ債務再編を
めぐる懸念が高まった。
銀行株も安い。STOXX欧州600銀行株指数<.SX7P>は0.3%安。
アルファ銀行
[東京 27日 ロイター]