■決算動向
(2) 2015年10月期通期の業績見通し
泉州電業 {{|0:}}の2015年10月期通期の業績は、売上高で前年同期比1.8%増の77,300百万円、営業利益で5.8%増の2,630百万円、経常利益で同1.6%増の2,880百万円、当期純利益で同1.0%増の1,680百万円を見込むが、これは期初の予想と変わっていない。
平均の銅建値の影響はほぼ中立と予想している。
商品別の売上高(単体ベース)は以下のように予想されている。
機器用・通信用電線は設備投資関連の需要が盛り返してくると見ており、前期比4.4%増の25,500百万円と予想している。
電力用ケーブルはソーラー関連の伸びが一服すると見られること、さらに売上高よりも利益優先の営業を展開する計画であることから同2.5%増の25,300百万円を予想している。
汎用被覆線は住宅向けが引続き停滞するとの見方から同2.8%減の8,300百万円、その他電線は特に積極的な販売を行わない計画であることから同10.8%減の4,800百万円と予想している。
非電線はソーラー関連が失速する可能性があるので、通年での伸び率は同3.1%増の10,100百万円と予想している。
設備投資額は1,500百万円(前期208百万円)、減価償却費は452百万円(同425百万円)が計画されている。
主な内容は、東京西八王子の営業所を賃貸から自社所有にするための土地、建物の投資にそれぞれ500百万円と、合計1,000百万円を計画している。
現在の同社の事業環境から判断すると、旺盛な建設需要に支えられて電力用ケーブル及び、汎用被覆線は引続き好調に推移する可能性が高い。
主力の機器用・通信用電線もここへきて国内の設備投資関連に動きが出ていることから予想以上に続伸する可能性がある。
また非電線もソーラー関連は不透明であるが、その他は増加も期待できそうである。
この結果、全体的に同社商品に対する需要は今期(2015年10月期)も引き続き好調に推移すると思われ、売上高は順調に拡大する可能性が高い。
一方で、コストに関しては同社の見方はかなり保守的であることから、利益についても上方修正の可能性はありそうである。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
平均の銅建値の影響はほぼ中立と予想している。
商品別の売上高(単体ベース)は以下のように予想されている。
機器用・通信用電線は設備投資関連の需要が盛り返してくると見ており、前期比4.4%増の25,500百万円と予想している。
電力用ケーブルはソーラー関連の伸びが一服すると見られること、さらに売上高よりも利益優先の営業を展開する計画であることから同2.5%増の25,300百万円を予想している。
汎用被覆線は住宅向けが引続き停滞するとの見方から同2.8%減の8,300百万円、その他電線は特に積極的な販売を行わない計画であることから同10.8%減の4,800百万円と予想している。
非電線はソーラー関連が失速する可能性があるので、通年での伸び率は同3.1%増の10,100百万円と予想している。
設備投資額は1,500百万円(前期208百万円)、減価償却費は452百万円(同425百万円)が計画されている。
主な内容は、東京西八王子の営業所を賃貸から自社所有にするための土地、建物の投資にそれぞれ500百万円と、合計1,000百万円を計画している。
現在の同社の事業環境から判断すると、旺盛な建設需要に支えられて電力用ケーブル及び、汎用被覆線は引続き好調に推移する可能性が高い。
主力の機器用・通信用電線もここへきて国内の設備投資関連に動きが出ていることから予想以上に続伸する可能性がある。
また非電線もソーラー関連は不透明であるが、その他は増加も期待できそうである。
この結果、全体的に同社商品に対する需要は今期(2015年10月期)も引き続き好調に推移すると思われ、売上高は順調に拡大する可能性が高い。
一方で、コストに関しては同社の見方はかなり保守的であることから、利益についても上方修正の可能性はありそうである。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)