こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。
7/4付の「DailyOutlook」では、第1四半期決算について考察しているのでご紹介します。
まず同レポートでは、『日本株市場は米中の通商政策を巡る攻防に翻弄されている。
投資家の不安心理を示すとされる日経平均ボラティリティ・インデックスは足元でじりじりと上昇しており、それに連動する形で日経平均は下落に転じている。
米中の貿易摩擦がマクロ経済に与える影響は限定的とみているが、マーケットは不透明感を嫌う(PERの低下要因)。
また、日本株市場にはハイテクや自動車など海外で活躍するグローバル企業が多くを占め、世界景気敏感株の側面があることも軟調な展開を余儀なくされている一因であろう』と伝えています。
続けて、7月6日に米中ともに制裁関税を発動する見込みであることを挙げ、『両者に歩み寄りの姿勢がみられないことから、追加制裁といった議論が今後進む可能性もある。
米中の貿易摩擦に対する株価の織り込みは相当進んでいるとみられるものの、しばらく反発力に乏しく様子見の展開となりそうだ』と分析しています。
さらに、『そうした中で、株価上昇のきっかけとして今月中下旬から本格化する3月期決算企業の第1四半期決算発表に注目する。
本決算発表時に公表された期初の企業ガイダンスは保守的な内容だった。
過去を振り返ると、こうした年の株価は年末にかけて堅調に推移する傾向がある。
今回の決算発表を通じて、企業ガイダンスは上振れ余地あり、あるいは企業業績は堅調との認識が広まれば、日本株市場への期待が膨らむ(PERの上昇)可能性がある』とまとめています。
最後にレポートでは、『日経平均と日経平均ボラティリティ・インデックスの推』を紹介しています。
詳しくは7/4付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。
また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。
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フィスコリサーチレポーター花田浩菜