SMBC日興証券では、現時点ではコーポレートガバナンスが必ずしも評価されていないが、変化のポテンシャルがある会社に注目しているようだ。 6月1日からコーポレートガバナンス・コードの適用が始まり、海外投資家を中心に日本企業のガバナンス改善に対する期待が一層強まっている中、企業サイドでもガバナンス強化への取り組みが見られ始めていると指摘。
とりわけ、コーポレートガバナンス・スコアが低くキャッシュリッチの銘柄（株主からのプレッシャーが高まっている銘柄）や、ガバナンス改善への会社の意思が強いと見られる起業などは、株価が今年に入って総じて堅調であるうえに、コーポレートガバナンス改善への取り組みがより具体化すれば、さらなるパフォーマンスの改善も期待できるとみている。
なお、コーポレートガバナンス・スコアはコーポレートガバナンス・レーティングなどとも言われることがあり、調査会社が独自に算出しているものである。
ガバナンス改善への会社の意思については、企業のIR資料より読み解くことになる。