🐦 早起き鳥は 有望株を割安で見つけることができます。最大55%引きでInvestingProをブラックフライデーに手に入れましょう特別セールを請求する

東京外為市場・午後3時=ドル77円半ば、4カ月ぶり安値から小幅反発

発行済 2011-07-29 15:52

       ドル/円   ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 77.49/54  1.4293/95  110.77/84

正午現在   77.60/62  1.4325/26  111.16/20

午前9時現在 77.82/86  1.4324/28  111.48/53

NY17時現在 77.71/73  1.4328/33 111.33/38

--------------------------------------------------------------------------------

 [東京 29日 ロイター] 午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時に比

べて弱含み77円半ば。一時77.44円付近まで下落し4カ月ぶり安値を更新した。難

航する米債務上限引き上げ問題の協議に関し、米下院が現地時間28日に予定されていた

ベイナー議長案の採決を見送ったことをきっかけにドル売りが強まった。ドルの安値更新

後は、週末を控えたポジション調整も手伝って77円半ばでのもみあいとなった。ユーロ

は、スペインの格付け「Aa2」を引き下げ方向で見直すとのムーディーズの発表を受け、

この日の安値となる1.4265ドルまで売られた。

 この日は「米債務協議が合意に達しないこと、日本当局の介入もなかなか出そうにない

こと、月末、週末特有のフローがあることなど、不確定要素が多い一日」(投信マネージ

ャー)となり、ドルは午後2時過ぎに4カ月ぶりの安値を更新した後は、77円半ばでの

もみあいとなった。

 週明けの1日は、オーストラリアの一部が休日で、「週末に何かあれば、東京の早朝に

ギャップ・オープン(29日ニューヨーク終盤の相場からかけ離れた水準で取引が始まる

こと)する可能性があり、ファンド勢の一部では、ポジションを減らす動きも出ていた」

(同)という。

 

 格付け機関のムーディーズ・インベスターズ・サービスは29日、スペインの格付け

「Aa2」を引き下げ方向で見直すと発表した。 また、格付けを引き下げる場合でも、

1段階の引き下げにとどまるだろうと指摘した。

 ユーロはムーディーズの発表直前の1.4330ドル付近から一時1.4265ドル付

近まで値を下げた。ユーロ/円も高値111.56円から110.63円付近まで下押し

した。「スペインが実際に格下げされると、スペインへのエクスポジャーを持つ米銀の株

価も低下する可能性があり、中長期的にはユーロ安一辺倒というわけにもいかないだろう」

(邦銀アナリスト)との声も出ていた。

 <米債務上限引き上げ交渉>

 

 米債務上限引き上げ問題に関するベイナー下院議長案の採決は、当初、米東部夏時間2

8日午後5時45分─6時15分(日本時間29日午前6時45分─7時15分)に行わ

れるはずだった。しかし、いったん延期された後、結局、28日の採決は見送られた。

 採決については「まず、下院を通過するかどうかがポイント。下院で可決したあと上院

で否決されるとみているが、下院も通らないとなると、共和党内ですら意見集約ができて

いないということになる。ドル/円の売り材料になりそうだ」(JPモルガン・チェース

銀行チーフFXストラテジスト、棚瀬順哉氏)と注目されていた。

   

 <野田財務相発言>

 野田佳彦財務相はこの日、従来より踏み込んだ発言で円高をけん制したものの、ドル/

円は直近の安値77.57円を割り込み、4カ月ぶりのドル安/円高水準を更新した。

 同財務相は午前の衆議院財務金融委員会で円高について「一方的で偏った動きであり、

注視する」としたうえで、現在多くの方々からも厳しいという声をいただいているが、そ

うした厳しい状況を踏まえ「日銀とも連携しながら適切な対応を図っていきたい」との考

えを示した。さらに、現在はマーケットの動向を注視するという話しかできていないが、

過度な変動があれば断固たる措置をとるという日本の姿勢は明確だとし、「そういう意味

でこの状況がいつまでも放置できる状況か、よく検討させていただきたい」と語った。為

替介入の効果についても「一時的に一定の効果がある」と発言、従来より踏み込んだ表現

で市場をけん制した。  

 <レバレッジ規制強化前の手仕舞い売り>

 8月1日のレバレッジ規制強化を前にした個人の動きについて、セントラル短資FX営

業本部、武田明久氏は「高いレバレッジでドル買いポジションを持ったまま最後までねば

る個人がかなり残っているという見方が出ている。多くはきょうのうちに手仕舞うだろう

が、ドルの下げ局面で個人のドルの手仕舞い売りが狙われると、ドル/円の下げが加速す

る可能性がある」とみている。

 きょうは月末日にあたるため、もともとまとまったフローが出やすく、ドル/円は需給

面でも不安定だ。ただ、比率のうえでは低レバレッジでポジションを取る個人の方が多く

「レバレッジに余裕のある個人は、きょうも押し目買い志向だ」(武田氏)という。

(ロイターニュース 森佳子)※(yoshiko.mori@thomsonreuters.com;03-6441-1877;

ロイターメッセージング:yoshiko.mori.com@reuters.net)

 全スポットレート(ロイターデータ) 

 アジアスポットレート(同)

 欧州スポットレート(同)

 クロス円レート(同)

 クロス円の時系列レート(同)

 通貨オプション

 スポットレート(ロイター・ディーリング約定値)

 スポットレート(RTFX)

 スポットレート(日銀公表)

 

 為替関連ニュース [FRX]

 外為市場リポート[JPY/J]

 外為マーケットアイ[JPY/JU]

 焦点・アングル・特集 [FRX-FES]

 クロスマーケットアイ[.JPCM]

 

 主要国の経済指標発表予定と予想一覧<0#JECON>

 主要国の政策金利一覧・中銀関連[BOX-CEN]

 きょうの予定[MI/DIARY][JPY/DIARY]

 

 速報ニュース[AA][AA-RS]

 財政・金融政策の当局者発言ニュース[RSS-PLCY]

 規制・監督関連ニュース[RSS-REGS]

 ファンド関連ニュース[RSS-FUND]

 欧州市場サマリー[NNJ/EU]

 NY市場サマリー[NNJ/NY]

 世界の主要株価指数

 

 外国為替・マネー総合メニュー

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます