ドル/円
正午現在 91.57/61 1.5044/48 137.74/85
午前9時現在 92.11/12 1.4990/93 138.07/15
NY17時現在 92.04/09 1.5000/06 138.15/22
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[東京 26日 ロイター] 正午のドル/円は、ニューヨーク市場の午後5時時点か
ら下落した91円半ば。中国は外貨準備に占めるユーロや円の比率を上昇させるべき、と
する報道をきっかけにドルが幅広く下落。円が上昇した。
ドル/円は朝方の92円前半から91.57円まで下落した。26日付の中国金融時報
が、ドルは引き続き中国の外貨準備を構成する主要な通貨だが、ユーロや円の比率は上昇
するべきだとする論文を掲載したことがきっかけ。報道が伝わるとともにドルが売られた。
ユーロ/ドルは一時1.5064ドルまで上昇し、昨年8月以来1年2カ月ぶり高値をつ
けた。
正午前には、金融時報に掲載された論文を執筆した中国人民銀行(中央銀行)関係者が、
内容は「純粋に個人的な」見解だと発言。ドルは下げ止まった。
ドル/円が下落したのは、前週末の取引で上昇した反動もあった。海外市場からきょう
早朝にかけての取引では、円が広範に下落。ドルは一時92.23円と9月21日以来1
カ月ぶり高値を更新した。東京市場では序盤から、1カ月ぶりの円安水準とあって輸出企
業がドルやユーロの売りに動いたほか、円を売り仕掛けた海外ファンドや個人投資家など
短期取引中心の参加者も利益確定の売りを出したという。
<英ポンドは400ポイント超の下げ、その後も軟調>
23日海外の取引で目立ったのは英ポンド。23日海外市場からきょう早朝にかけて
400ポイントを超える大幅な下げとなり、ドルの上昇を支えた。
きっかけとなったのは、英国立統計局が23日に発表した第3・四半期実質国内総生産
(GDP)伸び率。前期比マイナス0.4%と事前予想のプラス0.2%から一転してマ
イナスに振れ、前年比でもマイナス5.2%と事前予想の4.6%を下回った。英ポンド
/ドルは発表前につけた1カ月半ぶり高値の1.66ドル後半から1.62ドル後半まで
急落。ユーロ/英ポンド
るなど、ポンドは全面安となった。
英ポンドは前週、イングランド銀行(英中央銀行)のキング総裁が、金利はいずれ正常
な水準に戻らざるを得ないとの見解を示したこと、企業買収に絡むと見られるまとまった
買いが入ったことなどから大きく上昇。「ポジションが買い持ちに傾いていた」(都銀)
タイミングで、買い持ちにした向きの損失確定売りを巻き込みやすい状況だったことが、
下げ幅を一段と広げたという。
予想を大きく下回るGDPを受けて、市場では11月4―5日の英中銀金融政策委員会
で量的緩和の再拡大が議論されるとの見方も浮上してきたが、急伸後の急落で「参加者の
ポジションも含めてかなり混乱している。目先的にどういった動きを見せるか想定できな
い」(外銀)と、荒い値動きに警戒を示す声が上がっている。
(ロイター日本語ニュース 基太村真司記者)
(shinji.kitamura@thomsonreuters.com;03―6441―1791;ロイターメッ
セージング:shinji.kitamura.reuters.com@reuters.net)
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