(前営業日比)
日経平均<.N225> 8863.24 +99.83
同9月限<0#2JNI:> 8860 +80
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[東京 8日 ロイター] 寄り付きの東京株式市場で日経平均は続伸した。米株が前
日の取引で急反発したほか、外為市場で円高が一服していることを受け買い先行。ほぼ全
面高で日経平均は8800円を回復。前日に引き続き短期筋による買い戻しが中心とみら
れている。8日に発表されるオバマ米大統領の雇用対策やあすのメジャーSQ(特別清算
指数)を控え、買い一巡後は様子見ムードが広がりやすいという。
内閣府が8日に発表した7月機械受注統計によると、設備投資の先行指標である船舶・
電力を除いた民需の受注額(季節調整値)は、前月比8.2%減の7252億円と、3カ
月ぶりの減少。ロイターの事前予測調査4.1%減を下回った。東京市場では目先の重し
とみられている。コスモ証券・投資情報部担当課長の田口はるみ氏は、「一時的に跳ね上
がった6月の反動が出た面もあるが、引き続き海外に対する慎重な見方が続き、今後の景
気回復への影響が懸念される」と述べた。
(ロイターニュース 吉池 威)