■決算動向
(3) 2016年3月期の業績予想
2016年3月期の業績予想について同社は、売上高が前期比19.8%増の7,500百万円、営業利益が同40.7%増の115百万円、経常利益が同36.4%増の105百万円、当期純利益を同3.6%増の52百万円と大幅な増収増益を見込んでいる。
博展 {{|0:}}は、前述したとおり、2016年3月期よりサービス区分の変更も行った。
変更後のサービス別売上高で見ると、イベントプロモーションが前期比45.9%増の750百万円、展示会出展が同6.5%減の3,180百万円、商談会・プライベートショーが同20.5%増の770百万円、カンファレンス・セミナーが同12.5%増の450百万円、商環境が同49.7%増の910百万円、デジタル・コンテンツ&マーケティングが同241.0%増の1,040百万円とほぼすべてのサービスが伸長する計画となっている。
特に、アイアクトの連結化が期初から寄与するデジタル・コンテンツ&マーケティングを含め、注力する新規3事業が、前期に引き続き同社の成長をけん引する見通しである。
一方、前期に落ち込んだ展示会出展については慎重な見通しではあるが、人材補強(中途採用による増員や定着率の向上等)による営業体制の強化やITソリューションによる差別化などによって巻き返しを図る方針である。
利益面では、引き続き、戦略的なチャレンジ案件による外注原価率の高止まりや、成長に向けた先行費用(人材補強費や研究開発費等)が想定されるものの、従来型のイベント・展示会案件と戦略案件とのバランスを考慮しつつ、外注管理体制の整備、プロジェクトマネジメントの強化によるコスト管理の徹底や付加価値の向上を伴う増収により営業利益率の改善を図る計画となっている。
弊社では、好調な外部環境(景況感の回復等)に加えて、新規事業が軌道に乗ってきていることやアイアクトの連結化による業績寄与、前期に落ち込んだ展示会出展についても巻き返しに向けた対策が講じられていることなどから同社の売上高予想は達成可能とみている。
一方、利益面については、売上高の伸びやコスト削減の取り組みなどから判断して、やや保守的な水準と分析している。
ただし、前期同様、外注原価率の動向が業績の変動要因となることには注意しておきたい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
博展 {{|0:}}は、前述したとおり、2016年3月期よりサービス区分の変更も行った。
変更後のサービス別売上高で見ると、イベントプロモーションが前期比45.9%増の750百万円、展示会出展が同6.5%減の3,180百万円、商談会・プライベートショーが同20.5%増の770百万円、カンファレンス・セミナーが同12.5%増の450百万円、商環境が同49.7%増の910百万円、デジタル・コンテンツ&マーケティングが同241.0%増の1,040百万円とほぼすべてのサービスが伸長する計画となっている。
特に、アイアクトの連結化が期初から寄与するデジタル・コンテンツ&マーケティングを含め、注力する新規3事業が、前期に引き続き同社の成長をけん引する見通しである。
一方、前期に落ち込んだ展示会出展については慎重な見通しではあるが、人材補強(中途採用による増員や定着率の向上等)による営業体制の強化やITソリューションによる差別化などによって巻き返しを図る方針である。
利益面では、引き続き、戦略的なチャレンジ案件による外注原価率の高止まりや、成長に向けた先行費用(人材補強費や研究開発費等)が想定されるものの、従来型のイベント・展示会案件と戦略案件とのバランスを考慮しつつ、外注管理体制の整備、プロジェクトマネジメントの強化によるコスト管理の徹底や付加価値の向上を伴う増収により営業利益率の改善を図る計画となっている。
弊社では、好調な外部環境(景況感の回復等)に加えて、新規事業が軌道に乗ってきていることやアイアクトの連結化による業績寄与、前期に落ち込んだ展示会出展についても巻き返しに向けた対策が講じられていることなどから同社の売上高予想は達成可能とみている。
一方、利益面については、売上高の伸びやコスト削減の取り組みなどから判断して、やや保守的な水準と分析している。
ただし、前期同様、外注原価率の動向が業績の変動要因となることには注意しておきたい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)