全国202都市の地下水のうち、6割が汚染に見舞われている実態が分かった。 環境保護部が4日発表した環境リポート「中国環境状況公報2014年版」で明らかにされている。
リポートによると、中国202都市で観測対象になった4896カ所の地下水は、水質が「悪い」が45.4％、「極めて悪い」が16.1％に上った。
「悪い」と「極めて悪い」を合わせると61.5％に上る。
汚染物質は、鉄、マンガン、無機窒素（アンモニア態窒素、亜硝酸態窒素、硝酸態窒素）など。
一部では、ヒ素、六価クロム、カドミウムなどの金属の含有量が安全基準を超えていた。
観測対象の968カ所のうち、「人が利用できる」レベルの水質だったのは63.1％。
残り約4割は生活用水、水泳、水産品養殖用として直接利用できないほど、汚染されていた。
【亜州IR】