ドル/円
正午現在 90.57/62 1.4393/97 130.38/44
午前9時現在 90.70/72 1.4401/08 130.64/70
LDN15時現在90.75/81 1.4387/88 130.58/66
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[東京 19日 ロイター] 正午のドル/円は、ロンドン市場の午後3時時点から小
幅安の90円半ば。午前の取引で一時90.51円まで下落し、昨年12月21日以来1
カ月ぶりの安値を付けた。一方でユーロ/英ポンドが4カ月ぶり安値を更新するなど、短
期筋を中心に主要通貨は荒い値動きが続いた。
米国の休日を経て、安値圏でアジア時間の取引が本格化したドルは一時90.51円ま
で小幅に下落した。ただ、売買の中心は短期筋で「トレンドが明確になったわけではなく、
あくまでレンジ内の値動き」(都銀)として、下値は限られるとする声が上がっている。
ドル/円の下落をめぐる話題として、JAL<9205.T>の企業再生支援機構への支援要請
に関心を寄せる声が多数あった。支援決定となれば、これまで手当てした燃料購入などに
伴うデリバティブを解消する必要が生じるため、まとまったドル売り/円買いが出る可能
性があるとの見方だ。
市場筋の推計では、解消義務が生じるデリバティブの保有額は数千億円規模。国土交通
相直轄のJAL再生タスクフォースが昨年10月に作成した報告書は、支援機構の手続き
が開始された場合、国際スワップデリバティブ協会(ISDA)契約に基づいて約102
0億円の清算義務が発生する可能性があると指摘。ロイターが18日に入手した支援機構
のJAL再生計画案は、会社更生手続き開始によって解約される燃油ヘッジ取引を約78
0億円と見込んでいる。
ただ、市場では「数日に分ける手もあるし、支援の方向性が決まった段階から少しずつ
(解消作業を)始めている可能性もある。いずれにせよ一時的な問題で、相場全体の流れ
に大きく影響を与える話ではない」(都銀)との声も根強い。
この日の取引で目立ったのは、英ポンドの動き。ユーロ/英ポンド
ペンス後半と前日海外の安値を下抜け、昨年9月以来4カ月ぶりの安値を更新したほか、
英ポンド/ドル
をつけた。最近の英指標などを通じて英景気の底堅さが目立ってきたこと、米食品大手ク
ラフト・フーズ
て協議を開始し、買収に伴って英ポンドに資金流入が見込めることなどが、英ポンド買い
の手掛かりとなった。
市場では、米ゴールドマン・サックスが英国は来年、他の主要国より強い成長に転じ、
今後数年のうちに英景気は予想以上に回復すると予測したと英テレグラフ紙が伝えたこと
も話題となった。
<中国の1年物手形入札利回りが1.9264%へ上昇、市場予想上回り豪ドルが軟化>
市場筋によると、中国人民銀行(中央銀行)が19日に実施した1年物手形入札の落札
利回りは1.9264%と市場予想の1.84―1.89%付近を大きく上回った。当局
が再び引き締め姿勢を見せたとの見方から、経済的関係の深い豪ドル
ドル後半から半ばへ小幅下落した。市場では、商品市場や中国株にどの程度の影響を与え
るかに関心を示す声が上がっている。
(ロイター 基太村真司記者)
(shinji.kitamura@thomsonreuters.com;03―6441―1791;ロイターメッ
セージング:shinji.kitamura.reuters.com@reuters.net)
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