(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン)<.FTSE>
終値 5395.70(‐3.30)
前営業日終値 5399.00(+95.60)
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クセトラDAX指数(フランクフルト)<.DAX>
終値 5865.01(+17.72)
前営業日終値 5847.29(+171.59)
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CAC40種平均指数(パリ)<.FCHI>
終値 3153.52(‐7.95)
前営業日終値 3161.47(+65.91)
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<ロンドン株式市場> 5営業日ぶりに小反落。欧州の債務問題と、その世界経済回復
への影響に対する懸念から、このところ値上がりしていた商品(コモディティ)株や銀行
株の一角に利益確定の売りが出た。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は一時は5330.42まで値下がりした。同指数
は、欧州当局が債務危機解消に乗り出すとの期待感を受け、前週4日以降、約11%上昇
している。
これまでの4日続伸でおよそ20%値上がりした鉱山株<.FTNMX1770>が売られた。
一方、銀行株ではロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
2.8%高。バークレイズ
実施されるとの公算が高まった。
<欧州株式市場> 薄商いのなか、5日ぶりに反落して引けた。ユーロ圏のソブリン債
務危機に対する政治的な対策の先行きが依然として見えないなか、これから始まる米企業
の第3・四半期決算発表シーズンを控え、投資家の間に様子見ムードが広がった。
前日までの4日間に10%強値上がりしたFTSEユーロファースト300種指数
<.FTEU3>は、2.47ポイント(0.26%)安の961.42で引けた。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は4.83ポイント(0.21%)安の
2315.97。
市場の注目は、スロバキア議会でこの日予定されている欧州金融安定ファシリティー
(EFSF)機能拡充の是非を問う採決に集まっている。
ロンドンを拠点とする米投資銀行のトレーダーは「債務危機解消に向けた確固とした対
策が打ち出されていないため、市場心理はまだ若干弱気だ」としたうえで、スロバキア議
会でのEFSF拡充案採決の遅延は、各国の協調がいかに難しいかを示していると述べた。
オーストリアのエルステ銀行グループ
を計上し、配当金の支払いを見送る可能性があることを明らかにしたことが嫌気された。
また銀行関係者などがこの日、欧州銀行監督機構(EBA)が一段と厳格なストレステ
スト(健全性審査)の下、金融機関に大幅な資本増強を要求する見通しで、必要な資金は
総額1000億ユーロ(1370億ドル)規模となる可能性があると明らかにしたことを
受け、ギリシャの銀行株も大きく売られた。
アルファ・バンク
式市場の主要株価指数<.ATG>は2%低下した。
[東京 12日 ロイター]