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「くりっく株365」はSBI証券がサービス開始で商い増加、2月もトランプ口撃に警戒

発行済 2017-02-02 17:43
更新済 2017-02-02 18:00
「くりっく株365」はSBI証券がサービス開始で商い増加、2月もトランプ口撃に警戒
東京金融取引所(金融取)が手掛ける取引所為替証拠金取引「くりっく365」では、1月の取引数量は前月比4.4%マイナスの316万8720枚。
1日の平均取引数量も15万0894枚と前月比で減少した一方、月末時点の証拠金預託額は4349億円と前月比3億円増加した。
取引通貨量では、米ドル、南アフリカランド、トルコリラの順となっている。


一方、取引所株価指数証拠金取引「くりっく株365」では、1月の取引数量は前月比35.1%増の57万4532枚。
1日の平均取引数量に関しても2万7358枚と前月比では増加。
月末時点の証拠金預託額も441億円と前月比では約10億円増加した。
1月23日から大手ネット証券のSBI証券がサービスを開始したことなどが奏功したもよう。


1月20日にトランプ氏が第45代米大統領に就任した。
トランプ大統領のたび重なるツイッターによる一方的な発言を受けて、為替、株式市場は荒い値動きをみせる場面がたびたびみられた。
パイプライン建設など政策に対する期待感は根強いものの、外交政策への不透明感から、ドル・円は118円台から112円台まで円高ドル安が進行するなどドル買いは一服。
株式市場では、NYダウが史上初となる20000ドル台に乗せたが上値は重くなっている。


2月の注目は、10日の日米首脳会談と、時期は未定だがトランプ大統領による一般教書演説だろう。
トランプ大統領は、現在の為替水準に対して明確な不満を口にしているほか、米国内での雇用を伴う設備投資を高圧的に促している。
10日の日米首脳会談で方向性が明確に決まることはないだろうが、日米高官による発言を受けて、為替、株式市場ともに上下に動きそうだ。
為替、株式市場は、2月上旬は様子見で、中旬から下旬にかけて動意付くと想定する。


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