■NY株式:ダウ94ドル高、雇用統計を好感
米国株式相場は上昇。
ダウ平均は94.30ドル高の21414.34、ナスダックは63.61ポイント高の6153.08で取引を終了した。
6月雇用統計で非農業部門雇用者数が22.2万人増と予想を上振れたほか、失業率も前月比ほぼ横ばいの低水準となり、買いが先行。
長期金利の上昇が好感されたほか、ハイテク株にも買いが広がり、終日堅調推移となった。
セクター別では、半導体・半導体製造装置や耐久消費財・アパレルが上昇する一方で食品・生活必需品小売や電気通信サービスが下落した。
雇用統計で建設業界の雇用者数増加が示され、レナー(LEN)、トール・ブラザーズ(TOL)、DRホートン(DHI)など住宅建設関連銘柄が軒並み上昇。
工具メーカーのスタンレー・ブラック&デッカー(SWK)は、一部アナリストによる投資判断引き上げを受け、堅調推移。
半導体のクアルコム(QCOM)は、携帯端末のアップル(AAPL)を特許侵害で提訴したほか、iPhoneの一部輸入差し止めを申し立て、ライセンス料を巡る法廷闘争が長期化する可能性は高いが、短期的な業績への影響は軽微との見方から、両社とも買われた。
一方で、原油相場の下落でチェサピーク・エナジー(CHK)や深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)などエネルギー銘柄が軟調推移となった。
本日、著名投資家のウォーレン・バフェット氏率いる投資会社のバークシャー・ハサウェイは、テキサス州の送電会社オンコーの親会社で2014年に破綻したエナジー・フューチャー社の買収で合意したが、同社最大の債権者でアクティビスト(物言う投資家)のエリオット・マネジメントが対抗して買収提案を検討していると報じられており、今後の動向に注目したい。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米6月雇用統計、賃金低迷も雇用の伸びはポジティブサプライズ
7日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円50銭から114円18銭へ上昇し113円91銭で引けた。
米国の6月雇用統計で賃金の伸びが予想に満たずいったんドル売りが優勢となったが、非農業部門雇用者数の伸びが20万人を上回るポジティブサプライズとなったため、米債利回りが上昇。
日米金利差の拡大観測にドル買い・円売りに拍車がかかった。
ユーロ・ドルは、1.1440ドルへ急伸後、1.1380ドルへ反落し1.1401ドルで引けた。
ユーロ・円は、129円53銭から130円13銭へ上昇。
日欧金利差の拡大観測にユーロ買い・円売りが継続した。
ポンド・ドルは、1.2919ドルから1.2867ドルへ下落。
低調な英国の経済指標を受けて早期の利上げ観測を受けたポンド買いが後退した。
ドル・スイスは、0.9607フランへ下落後、0.9654フランへ上昇した。
■NY原油:大幅反落で44.23ドル、石油リグ稼働数の増加などが嫌気される
NY原油先物8月限は大幅反落(NYMEX原油8月限終値:44.23 ↓1.29)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は前日比-1.29ドルの44.23ドルで取引を終えた。
石油リグ(掘削装置)の稼働数が再び増えたことが原油先物下落の要因。
米長期金利の上昇やドル高も一部で材料視されたようだ。
市場関係者の間では「石油輸出国機構(OPEC)主導による減産合意が順守されても供給超過の状態が短期間で解消されることは難しくなった」との見方が増えており、「原油需要の増加につながる材料が提供されない場合、原油価格の本格的な上昇は期待できない」との声が聞かれている。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 24.83ドル +0.12ドル(+0.49%)
モルガン・スタンレー(MS) 46.05ドル -0.08ドル(-0.17%)
ゴールドマン・サックス(GS)225.28ドル -1.41ドル(-0.62%)
インテル(INTC) 33.88ドル +0.25ドル(+0.74%)
アップル(AAPL) 144.18ドル +1.45ドル(+1.02%)
アルファベット(GOOG) 918.59ドル +11.9ドル(+1.31%)
フェイスブック(FB) 151.44ドル +2.62ドル(+1.76%)
キャタピラー(CAT) 106.92ドル +0.41ドル(+0.38%)
アルコア(AA) 34.19ドル +0.30ドル(+0.89%)
ウォルマート(WMT) 75.33ドル -0.14ドル(-0.19%)
スプリント(S) 8.13ドル +0.09ドル(+1.12%)
米国株式相場は上昇。
ダウ平均は94.30ドル高の21414.34、ナスダックは63.61ポイント高の6153.08で取引を終了した。
6月雇用統計で非農業部門雇用者数が22.2万人増と予想を上振れたほか、失業率も前月比ほぼ横ばいの低水準となり、買いが先行。
長期金利の上昇が好感されたほか、ハイテク株にも買いが広がり、終日堅調推移となった。
セクター別では、半導体・半導体製造装置や耐久消費財・アパレルが上昇する一方で食品・生活必需品小売や電気通信サービスが下落した。
雇用統計で建設業界の雇用者数増加が示され、レナー(LEN)、トール・ブラザーズ(TOL)、DRホートン(DHI)など住宅建設関連銘柄が軒並み上昇。
工具メーカーのスタンレー・ブラック&デッカー(SWK)は、一部アナリストによる投資判断引き上げを受け、堅調推移。
半導体のクアルコム(QCOM)は、携帯端末のアップル(AAPL)を特許侵害で提訴したほか、iPhoneの一部輸入差し止めを申し立て、ライセンス料を巡る法廷闘争が長期化する可能性は高いが、短期的な業績への影響は軽微との見方から、両社とも買われた。
一方で、原油相場の下落でチェサピーク・エナジー(CHK)や深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)などエネルギー銘柄が軟調推移となった。
本日、著名投資家のウォーレン・バフェット氏率いる投資会社のバークシャー・ハサウェイは、テキサス州の送電会社オンコーの親会社で2014年に破綻したエナジー・フューチャー社の買収で合意したが、同社最大の債権者でアクティビスト(物言う投資家)のエリオット・マネジメントが対抗して買収提案を検討していると報じられており、今後の動向に注目したい。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米6月雇用統計、賃金低迷も雇用の伸びはポジティブサプライズ
7日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円50銭から114円18銭へ上昇し113円91銭で引けた。
米国の6月雇用統計で賃金の伸びが予想に満たずいったんドル売りが優勢となったが、非農業部門雇用者数の伸びが20万人を上回るポジティブサプライズとなったため、米債利回りが上昇。
日米金利差の拡大観測にドル買い・円売りに拍車がかかった。
ユーロ・ドルは、1.1440ドルへ急伸後、1.1380ドルへ反落し1.1401ドルで引けた。
ユーロ・円は、129円53銭から130円13銭へ上昇。
日欧金利差の拡大観測にユーロ買い・円売りが継続した。
ポンド・ドルは、1.2919ドルから1.2867ドルへ下落。
低調な英国の経済指標を受けて早期の利上げ観測を受けたポンド買いが後退した。
ドル・スイスは、0.9607フランへ下落後、0.9654フランへ上昇した。
■NY原油:大幅反落で44.23ドル、石油リグ稼働数の増加などが嫌気される
NY原油先物8月限は大幅反落(NYMEX原油8月限終値:44.23 ↓1.29)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物8月限は前日比-1.29ドルの44.23ドルで取引を終えた。
石油リグ(掘削装置)の稼働数が再び増えたことが原油先物下落の要因。
米長期金利の上昇やドル高も一部で材料視されたようだ。
市場関係者の間では「石油輸出国機構(OPEC)主導による減産合意が順守されても供給超過の状態が短期間で解消されることは難しくなった」との見方が増えており、「原油需要の増加につながる材料が提供されない場合、原油価格の本格的な上昇は期待できない」との声が聞かれている。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 24.83ドル +0.12ドル(+0.49%)
モルガン・スタンレー(MS) 46.05ドル -0.08ドル(-0.17%)
ゴールドマン・サックス(GS)225.28ドル -1.41ドル(-0.62%)
インテル(INTC) 33.88ドル +0.25ドル(+0.74%)
アップル(AAPL) 144.18ドル +1.45ドル(+1.02%)
アルファベット(GOOG) 918.59ドル +11.9ドル(+1.31%)
フェイスブック(FB) 151.44ドル +2.62ドル(+1.76%)
キャタピラー(CAT) 106.92ドル +0.41ドル(+0.38%)
アルコア(AA) 34.19ドル +0.30ドル(+0.89%)
ウォルマート(WMT) 75.33ドル -0.14ドル(-0.19%)
スプリント(S) 8.13ドル +0.09ドル(+1.12%)