ネクシィーズグループは、企画力と営業力を武器に、携帯電話や衛星放送などのデジタル商材の販売で業容を拡大し、2002年には大証ナスダック・ジャパン市場に上場(現ジャスダック)、2004年には東証1部上場を果たす現在の主力事業は、2013年9月期に開始したLED照明を始めとするエネルギー環境関連事業と子会社のブランジスタ
が行う電子メディア事業である2016年6月に提供を開始したスマホクレーンゲーム「神の手」は、株主でもある秋元康(あきもとやすし)氏が総合プロデューサーとして、様々なコラボ企画が注目を集める
主力はLED照明をメインとする省エネ商材のレンタルサービスである「日本の電気代を下げる」をスローガンにスタートしたこの事業は、4年間で同社のメイン事業に成長し、売上高は約80億円(2016年9月期)に達する初期費用をゼロとする独自のレンタル方式が飲食店・宿泊施設などのニーズに合致し、業界No.1の地位を確立した2016年9月期には対象商材が増え、「ネクシィーズ・ゼロシリーズ」として、節水機器・業務用冷蔵庫・業務用空調なども好調に推移しており、LED照明以外の売上高は約15%を占めるまでになっている
2016年9月期通期(連結)の売上高は前期比32.1%増の14,062百万円、営業利益は同69.4%増の1,716百万と大幅な増収増益となり5期連続営業増益を達成した躍進を続けるエネルギー環境関連事業が、契約件数の約40%にもおよぶ紹介案件の増加や商材の多様化により順調に拡大し、増収増益に貢献した電子メディア事業(主に電子雑誌)も増収増益、文化教育事業(きもの着付け教室)も利益を確保し、すべての事業が順調だった
2017年9月通期の業績予想は、売上高で前期比17.3%増の16,500百万円、営業利益で同16.5%増の2,000百万円と4年連続の増収と6年連続の増益を予想する主力2事業がどちらも伸び盛りであることからすると、やや保守的な計画の印象があり、昨年度同様に期中の上方修正も想定される2017年9月期の特殊要因としては、(株)ブランジスタゲームで500百万円以上の広告宣伝投資を計画しているため、利益成長を低めに予想しているそれでもなお、LED照明が好調であるため、500百万円以上の先行投資を行っても、創業来の過去最高益の予想となっている
2016年6月にリリースされたスマホクレーンゲーム「神の手」は、秋元康氏がプロデュースするプレミアム景品や様々なコラボ景品により、対象ユーザーである“オタク”層から支持を獲得しているプレミアム景品の例として、AKB48やEXILEなどのオリジナル景品、また世界最大のアイドルイベント「東京アイドルフェスティバル」の参加アイドルとのコラボ景品など、即日完売企画が続出しているまた、11月からフジテレビの深夜バラエティ番組との連携企画も開始され、認知度が向上している2017年9月期には、「神の手」の広告宣伝に対して5億円ほどを投入する計画となっており、さらに勢いが加速しそうだ
■Check Point
・省エネ商材レンタルサービスが快進撃
・16/9期は5期連続営業増益、大幅増収を達成
・17/9期はスマホクレーンゲームゲーム「神の手」のプロモーション強化へ
・自社株買い、増配で株主還元を強化
・17/9期 売上高16,500百万円、営業利益2,000百万円 過去最高益予想
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)
が行う電子メディア事業である2016年6月に提供を開始したスマホクレーンゲーム「神の手」は、株主でもある秋元康(あきもとやすし)氏が総合プロデューサーとして、様々なコラボ企画が注目を集める
主力はLED照明をメインとする省エネ商材のレンタルサービスである「日本の電気代を下げる」をスローガンにスタートしたこの事業は、4年間で同社のメイン事業に成長し、売上高は約80億円(2016年9月期)に達する初期費用をゼロとする独自のレンタル方式が飲食店・宿泊施設などのニーズに合致し、業界No.1の地位を確立した2016年9月期には対象商材が増え、「ネクシィーズ・ゼロシリーズ」として、節水機器・業務用冷蔵庫・業務用空調なども好調に推移しており、LED照明以外の売上高は約15%を占めるまでになっている
2016年9月期通期(連結)の売上高は前期比32.1%増の14,062百万円、営業利益は同69.4%増の1,716百万と大幅な増収増益となり5期連続営業増益を達成した躍進を続けるエネルギー環境関連事業が、契約件数の約40%にもおよぶ紹介案件の増加や商材の多様化により順調に拡大し、増収増益に貢献した電子メディア事業(主に電子雑誌)も増収増益、文化教育事業(きもの着付け教室)も利益を確保し、すべての事業が順調だった
2017年9月通期の業績予想は、売上高で前期比17.3%増の16,500百万円、営業利益で同16.5%増の2,000百万円と4年連続の増収と6年連続の増益を予想する主力2事業がどちらも伸び盛りであることからすると、やや保守的な計画の印象があり、昨年度同様に期中の上方修正も想定される2017年9月期の特殊要因としては、(株)ブランジスタゲームで500百万円以上の広告宣伝投資を計画しているため、利益成長を低めに予想しているそれでもなお、LED照明が好調であるため、500百万円以上の先行投資を行っても、創業来の過去最高益の予想となっている
2016年6月にリリースされたスマホクレーンゲーム「神の手」は、秋元康氏がプロデュースするプレミアム景品や様々なコラボ景品により、対象ユーザーである“オタク”層から支持を獲得しているプレミアム景品の例として、AKB48やEXILEなどのオリジナル景品、また世界最大のアイドルイベント「東京アイドルフェスティバル」の参加アイドルとのコラボ景品など、即日完売企画が続出しているまた、11月からフジテレビの深夜バラエティ番組との連携企画も開始され、認知度が向上している2017年9月期には、「神の手」の広告宣伝に対して5億円ほどを投入する計画となっており、さらに勢いが加速しそうだ
■Check Point
・省エネ商材レンタルサービスが快進撃
・16/9期は5期連続営業増益、大幅増収を達成
・17/9期はスマホクレーンゲームゲーム「神の手」のプロモーション強化へ
・自社株買い、増配で株主還元を強化
・17/9期 売上高16,500百万円、営業利益2,000百万円 過去最高益予想
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田 秀夫)