外為市場では予想を上振れた製造業、建設支出指標を好感したドル買いが加速した。 ドル・円は123円86銭から124円42銭まで上昇し、5月末につけた13年ぶりの高値に近づいた。
ユーロ・ドルは1.0979ドルから1.0921ドルまで下落。
民間の米供給管理協会（ISM）が発表した5月ISM製造業景況指数は52.8と、市場予想の52.0を上回り、4月の51.5から上昇、2月来で最高となった。
また、同時刻に米国商務省が発表した4月建設支出は前月比+2.2％と、市場予想の+0.8％を大幅に上回り2012年5月来で最大の伸びを記録した。
事前に民間のマークイットが発表した5月製造業PMI改定値は54.0と、市場予想の53.8を上回り速報値の53.8から上方修正された。
【経済指標】 ・米・5月ISM製造業景況指数：52.8（予想：52.0、4月：51.5） ・米・4月建設支出：前月比+2.2％（予想：+0.8％、3月：+0.5％←-0.6％） ・米・5月製造業PMI改定値：54.0（予想：53.8、速報値：53.8）