[ソウル 4日 ロイター] - S&Pグローバルが4日発表した9月の韓国製造業購買担当者景気指数 (PMI)は季節調整後で47.3となった。8月の47.6から小幅に低下し、3カ月連続で好不況の分かれ目となる50を割り込んだ。世界的な需要減退が響いた。
PMIが低下するのは5カ月連続で、2020年7月以来の低水準に落ち込んだ。
生産は5カ月連続で減少し、20年6月以来の大幅減となった。一部の企業は韓国の工業地域を襲った台風の影響を受けた。
新規受注は3カ月連続で減少し、輸出も7カ月連続で減少したが、減少ペースは前月よりは小幅だった。製品需要の後退を背景に、半導体業界にも悪化の兆候が見られた。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのシニアエコノミスト、ジョー・ヘイズ氏は「総合すると、韓国製造業の当面の見通しは暗いようだ」と語った。