[上海 16日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラは上海工場の生産を感染拡大によるロックダウン(都市封鎖)前の水準に戻す計画を少なくとも1週間延期した。ロイターが入手した内部メモで分かった。
当初は16日から1日当たりの生産台数を2600台に増やす計画だった。
最新のメモによると、今週は1シフト制で1日の生産台数を1200台程度とする体制を継続する。23日からは生産台数を1日2600台に増やす計画。
状況に詳しい関係者によると、テスラは工場に泊まり込みで働く従業員の倍増が難しい状態が続いている。
上海の企業はこうしたやり方での従業員の隔離が可能な場合のみ操業再開が認められている。
また、上海や周辺地域ではサプライヤーの工場や物流が通常に戻っておらず、供給を巡る不透明感も指摘されている。